第24話 thinking praying
そう、そんなふうに考えたりする事が
ひょっとして、自然に
神様に祈るみたいに
不思議な世界とつながっていくのだな、と
僕は、楽しそうに料理をしている
かすみとふたばを見て
そう思った。
「あ、かすみさん、もういいですか?」
ふたばは、ボウルの中のバターをこねながら。
お湯を張った中華鍋をレンジに掛けて
その上に、ステンレスのボウルを乗せて
バターを溶かしている。
これ、速く作る時の技。
(詳しくは、「きょうのお料理 女王陛下のパフ」を
ご覧ください(笑)
「あ、そうね、もういいかしら。」
かすみは、溶かしバターに
小麦粉を少しづつ合わせて。
「ふたばちゃん、お粉をすこし足してくれる?」
「はいっ。」ふたばは、粉の袋をゆっくり傾けた。
けれど、粉がすこしまとまって。
ぱさ
と、ボウルに落ちたので、お粉が跳ねて
ふたばのほっぺたと、鼻にくっついた。
「あら(笑)」
「きゃぁ(笑)」
「わはは(笑)」
一気ににぎやかになった僕の家、だけど
ほんとに不思議だ、と思う。
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