第4話 家から出れないハーレムキング?!

 

 ジョーは朝目を覚ます・・・・・

「俺達は正常だな」


 此の時も寝ているときも・・・・・

活動を続けるジョデアル・・・・・


 寝ていても理解できるが・・・・

つい確かめてしまう・・・・・


 それは狂った事がないから・・・・・

故の恐怖からくるという・・・・・


 ジョーのおかしさ故の癖・・・・・


 隣の布団でアヤは寝ている・・・・・

ジョーは見つめ笑みを浮かべ・・・・・・・


 起こさぬようにジョーは起き上がり・・・・・


 音もなくヴァワフク姿と成り・・・・・

布団はそのままで・・・・・


 やりたいのですと・・・・・

吼えるように快に伝えられ・・・・・


 ジョーはあえてそのままで・・・・


 畳の上を歩き・・・・・・


 霞む様に・・・・・・

ふすまを開けることなく・・・・・・


 部屋をでる・・・・・

音もなく・・・・・


 快音がやむ・・・・・・

ジョーの念術・・・・


 告げ知らせの為である・・・・・・


 「全く見事だな」


 金髪はポニテに・・・・・

快の表情を浮かべ・・・・・・・・


 木刀を持ち・・・・・・

動きやいヴァワフク姿で・・・・・・


 声をかけてくる・・・・・


 レオネ・ライク・・・・・・

アヤと同様に妻である・・・・・・


 アヤの姉でもある・・・・・・・


 どうしてもと・・・・・

お前の傍が安全と・・・・


 レオネは迷ったが・・・・・

アヤに説得され・・・・・


 レオネの傍には・・・・・・

棒を持つ・・・・・・


 白い美しく艶やかな・・・・・

ヴァカリギヌ姿の・・・・・


 念術で作られた艶やかな狩衣を・・・・・

身に纏う・・・・・


 白髪長髪・・・・・・

それはポニテに・・・・・・


 狐可憐美女故に・・・・・

ケモミミが・・・・・


 可憐に・・・・・

そして慈しみ溢れる・・・・・・


 笑みで・・・・・・


 「おはようございます」

「にいさん」


 ユキナ・アラキ・・・・・・


 血の繋がりも無く・・・・・・

義理の妹ではなく・・・・・・


 妻であるユキナ・・・・・・・

美しく微笑み・・・・・・


 ジョーは穏やかに・・・・・


 「ねっしんだね」


 消えた快音は鍛錬の音・・・・・

部屋には響かなかったのは・・・・・・


 念術の所為・・・・・・


 「まあな」

「はい♪」


 二人は喜び・・・・・・

快に返事をする・・・・・・・


 「そうだ」

「俺が屋敷からでて・・・・・」


 ユキナがにこりと・・・・・

「ひつようないですよ」


 「にいさんはどうか」

「史を書いて下さい」 

 

 「そういう事は私達が」

「すばらしい史をお書きになって下さい」


 レオネも頷き・・・・・


 「念術の新しい伝授方法」

「革新的な斬新的な」


 「あれをかきあげてほしい」


 ジョーは穏やかに・・・・・

「わかった」


 ジョーはこうして史を書いていく・・・・・・

喰らう者を通してえたそれを・・・・・・


 己なりに他者に伝えていく・・・・・・


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