第1章 駅伝を始めたきっかけ
俺ら2人は黒田家の長男、次男として誕生した。和真と優真と名付けられた。初めての子供だったという事もあり愛情いっぱいに育てられた。
陸上を始めたのは3歳。両親も陸上をしてた事もあり始めたらしい。
え、何故始めたらしいかって?その頃の記憶はほぼないから。
ちなみに親父は元駅伝の選手で箱根駅伝を走ったらしい。お袋も短距離ではあったがなかなかの成績を残している。
そんな2人の間に産まれたから物心ついた頃には走っていた。
和真は短距離が得意で100m走では常に1位。優真は逆に長距離が得意で5000mや10000mで常に1位を取っていた。
そんな俺らに駅伝を始めたのは高校生になってから。高校は陸上強豪校に進学した。寮生活をした。
陸上部の顧問から俺ら2人に
「お前ら、駅伝してみないか?」
と言われたのは1年生の秋。優真は元々長距離が得意だったから即答してたが和真は直ぐに返事が出来なかった。
それもそのはず、ずっと短距離をしてた和真は駅伝なんてという思いもあったのだろう。
でもそんな時に優真が
「俺、和真と駅伝したい。一緒に箱根駅伝を走りたい。」
と言ってくれ
「なんなら長距離走るのが苦手なら一緒に克服しよう!」
とも言ってくれた。その時、どこかで切り替える事が出来たんだと思う。
顧問に
「駅伝走りたいです。」
と言うと嬉しそうな顔をしてくれた。
それから元々短距離をしてた和真は駅伝で走れる様に長距離をまずは練習始めた。
最初は辛かったがいつも優真が一緒になって走ってくれアドバイスも沢山してくれた。
あんなに苦手意識があった長距離も1年生の終わり頃には何とも無くなった。そして2年生になり和真も駅伝のチームのメンバーに選ばれるようになった。
元々長距離が得意だった優真は1年生の冬頃にはメンバーに選ばれていた。やっと双子で駅伝を走れる事がどれだけ嬉しかったか。
駅伝では優真はエースとして和真はキャプテンとして引っ張った3年生の大会は何と全国優勝までした。
その大会で注目を浴びた優真と和真は強豪大学から沢山のオファーをいただいた。
そこから2人は顧問や箱根経験者でもある親父に相談し1つの大学に進学を決めたのだ。
俺らは最強の双子 夏葵 @ars7630
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。俺らは最強の双子の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます