第6話
何事もなかったかのように。
俺はマヒロにiPhoneを返した。
「ごめん。ちょっと借りた」
「何したの?」
「いや、それはちょっと言えないっていうか...」
「ふうん...」
「まぁ、いいや。
取り敢えず、おやつってことで、
チーズケーキ食べてよ。そして、
ちゃんと感想聞かせて?」
「お、おう...」
「またね、シンジ。
私、帰るね...!」
「明後日、学校でな!」
マヒロを見送った後。
俺は階段を駆け上がって自分の部屋へと向かった。
ミヒロはベッドに寝転び不思議顔。
「誰だったの?」
「あー、宅配業者だった」
iPhoneから送信
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます