第3話 魔法の発動

俺は一目散に学校へ向かっていた。


「まずいまずいまずい!、入学初日から遅刻なんて、洒落にならないぞ!?」

俺は全力で走った事で目の前にあった、石に気付かずにつまずいてしまった。


「いったあ!!」

軽く擦り傷が出来てしまった、だがそんな事は気にせず走ろうしたその時。

傷が出来た場所から黄色い光が溢れた。

まさか!?しかしなぜ!!

なんでこんなに驚いているのかというとこの力はまさしく、俺が前世で使っていた魔法だからだ。

まさかこの世界でも使えるとは驚きだが、今はそんな事をしてる場合ではない、学校に忙しないと。

でももし魔法が使えるのならと、彼はある魔法を使った。


「身体強化」


そう唱えると俺の身体から力が溢れてきた。やはり完全に魔法が使えるようだ。


「これなら余裕で間に合うな」


今だけは魔法が使える事に感謝だ。

俺は猛ダッシュで学校に向かった。


通りすがりの人々は俺をびっくりした目でみる、そりゃそうだろう、何せ凄いスピードで走っているのだから、

だが急いでいるのでそんな事気にしていられない。


「がっ!!」ドンっ!!

俺は勢いのあまり何かにぶつかってしまった、起き上がり確認してみるとそこにいたのは倒れてる大きな男と女の子を囲むヤンキー達だった。


(これはまた何か面倒くさそうな予感、、)


俺は心の中でそう思った。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る