にゃご・たまぁ

にゃごのことを、もちろんたまぁは知らない。

でも、どこか前世で知り合いだったかもしれない。


以前、人間界に出ていって

魔界を追放された連中は

多くが、動物界に行っただろうから。


そのことを、

覚えていないだけの事である。



それなので、猫たちは

なんとなく共同体っぽい感覚だった。


どこかで、いつか

忘れていた記憶を思い出すかもしれないし。






にゃごが、どうしてめぐを助けようと

頑張っているのか?



一応飼い主だし(笑)。



クリスタさんの様子を気に掛けて

いたにゃご。


それで、猫のことばで

猫社会に協力を求めた。


猫は、気ままなようでも

本当に困っている仲間は助ける。



そういうものだ。


同じ猫同士、損得などないからで

そのあたりは、人間界より高級だ(笑)。






たまぁは、家にもどって


その、探していると言う絵本が

今、どうなっているのだろうと

興味を持って、行方を追った。



すると。




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