大林宣彦監督から聞いた
だから映像表現においての語りではあったのだけど、「表現する」という意味ではオハナシ書きにも共通していると思うので、大事だと意識してることがある。
たとえば、
りんごを表現するために
りんご畑でりんごを撮影し、
並木路子の「赤いリンゴ」という音楽を流しちゃうのは、
表現じゃないです、と。
A =表現したいもの
B・C=その他の素材
としたとき表現とは
A+A=A ではなく
B+C=A を行うこと
そうおっしゃていたことがとても腑に落ちて、印象的だった。
もちろん素材の組み合わせが、対象への表現者のアプローチ方法だ。
理解や解釈の仕方によって異なるそれらが、表現に個性や深みを生み出してる。
すでに古今東西の名作で体験しているはずだけど、
言われて初めてオイラは意識して使おうと思った。
だから作品中では全力、ここぞのメッセージやテーマの直接的表現は避けてる。
ハズ。
チョンボの帝王だからな。勢い余ってやってそうだけど。
それでいてシンプルに、ってのがまた難題なのだ。
シンプルが必要だと思う理由は次回で。
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