第4話 深夜に溢れ出すアイデア
双極性障害とうものは深夜に次から次へとアイデアが溢れ出して止まらない。眠れない。それを形にしたくなる。その結果が小説投稿だった。私の躁状態と鬱状態のサイクルは年々短くなってきている。かなりのラピッドサイクルだ。
溢れ出すアイデアをなんとか形にしようと努力して、3日後くらいには力尽きている。
夜書いたラブレターを、朝に読み返す感覚に似ている。
アイデアが湧きだすと、もう眠れない。形にしたくてどうしようもなくなる。特別な才能なんかないのに、なんにでもなれるような気になってしまうのだ。まさに躁状態だ。
文章を書くことは気持ちを落ち着かせてくれるのでかなり療法になっていると、私は感じている。
どんなに睡眠導入剤を飲んでもダメ。いつもなら効くのに、頭がガンガンに冴え巻くっているのだ。私になにか凄い才能でもあれば良いのだが、ただの手持無沙汰である。睡眠導入剤に慣れることは怖いので、敢えて一番弱い薬にしているし、量も一番少なく処方してもらっている。
なるべくなら飲まずに寝れるようになるのが理想だ。
飲まずに3日間経っていて、いい感じだったのに、また躁の状態がやってきて私を苦しめる。
別に私の小説を待ちわびている人なんている訳がないんだし、何故『今』書かなくてはいけないのか?別に明日でいいのに。
明日にしようとしても、脳がギンギンに燃えているんだ。これはもうパソコンを起動させて書くしかない。しかもたわいもない、どうでもいいことを、、。
そう、今書いていることがそのあふれ出ている状態(笑)
特別にないもないのだ。
それなのに書かないと落ち着かずソワソワして目がギンギンと血走るのだ。
ゆっくり寝かせてくれ。頼む。
そして明日は心地よい目覚めで起きたいんだ。
時計は午前2時を回っている。
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