第12話 お兄ちゃんは巨乳派
「ただいま」
奏がダッシュで降りてきた
「お兄ちゃん!若宮さんって人からの告白はなんて返事した」
「ちょっとまて、なんでそれを知っている」
「そんなことはどうでもいいの」
遡ること30分前
<今日、久保くんがクラスの巨乳美女に告白されたよ>
栞さんからのLINESを見て、奏はベットでゴロゴロしてたけど飛び起きた
<本当ですか>
<本当>
<なんて返事したか知ってますか>
<知らないから奏ちゃんに聞いてほしいの>
<わかりました。でもなんでアレなんでしょうか、アレですよ>
<……それは私にもダメージが>
<あっごめんなさい>
<久保くんのいいところはね優しいところが一番かな>
<そういえばどこで知り合ったんですか>
<受験のときにお金を忘れて、駅で困っていた私を助けてくれた>
<そういえば言ってましたそんなこと>
<お母さんからの教えって言ってお金を貸したり、お礼を受け取ったりしたけどお母さん何をしてる人なの>
<弁護士です。わたしもそんなようなことを言われていました>
<納得>
「ただいま」
<お兄ちゃんが帰ってきたので、問い詰めてきます>
<頑張って>
「で?なんて返事した」
少しキレてる奏に問い詰められてる
「なんでそんなキレてるんだよ?生理か」
「死ね」
「悪い。ジョークだ。」
「死ね」
「なんて返事したかというと、もちろん断った」
「えっ!一生非リア確定のお兄ちゃんがなんで断ったの?聞いた話じゃ巨乳なんでしょ。お兄ちゃん巨乳好きじゃん」
「まぁ確かに好きな作品は巨乳が多いな。」
「妹にそんな話して恥ずかしくない?」
「……とにかく、俺はおっぱいで相手を決めるほどクズじゃねぇよ」
「そう」
それかで会話は終わり、お兄ちゃんも奏も部屋に行った
<栞さん、お兄ちゃんは断ってました!>
<良かった。でも若宮さんは毎日好きって言うらしい>
<確かにお兄ちゃんならそのうち変わるかもしれないですね>
<私も頑張る>
<頑張ってください。ちなみにお兄ちゃんは巨乳派です。>
<……>
<ごめんなさい>
<謝らないで>
<そこの部分に関してはしょうがないことです、気にせず行きましょう>
<はい>
<奏もお兄ちゃんが貧乳派になるように、誘導しますね>
<この話やめよ!傷口に塩を塗らないで>
<ごめんなさい>
<話変えるけど、今度さ、私の妹と遊ばない?同学年なんだけど友達が少ないみたいで>
<遊びたいです>
<じゃあ、家に来てよ>
<ぜひ>
それで会話は終わった
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