第5話


「なんかー、進学校受けたみたいだけど、

落ちたのよね。一応、特待生だけど。

勉強しかできない日陰女だよ」


「進学校ってどこ?」


「うーんそこまでは知らないけどさ。

うちの高校は底辺校だからさ。そんな

勉強したって意味ないのにさ。授業のレベルだって低いんだよ。中学生の総復習的なことすんの」


確かに。


数学の授業を受けてみて、ガクッときた。

俺がいままで受けた、数Iの授業とは全然違う。


お遊びみたいな授業内容だった。


先生にしても、やる気がないから、

授業中、寝てる女子を全く注意しない。


俺は

派手目な女子の中から抜けた。

正直言うと。

休み時間に頑張って勉強してる

陰キャ女が気になった。



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