縁日のお姫様への応援コメント
おはようございます。那智風太郎様の企画から参りました、豆ははこと申します。何をしたら良いのか、してあげて良いのか迷う。「子どもは親を思う」のだから何とか親元に戻してあげる、のは理想。児相への連絡は、最も賢い手段。……考えること、考えてあげること。それが、お姫様を救う一助になることに歩さんが気付いて下されば、と思わずにはいられません。長文を失礼いたしました。お星⭐さまを流させて頂きますのでよろしくお願い申し上げます。
作者からの返信
初めまして、コメントと☆をありがとうございます。
司法や行政の支援も借りて、最もいい方向に転がっていくといいと思います。
親につらい目にあわされ、それが常態であると思いこまされている子が、現状から抜け出して幸せになれるよう心から祈ります。
縁日のお姫様への応援コメント
この度は『夏祭り2023企画』にご参加いただき誠にありがとうございます。
タイトルを拝見したとき、きっとこれは夏祭りではしゃぐ女の子が主人公の楽しいお話に違いないと検討をつけました。
しかし冒頭こそキラキラとしていたものの、しばらくして思わぬ事実が明かされて、一気に物語は物哀しい雰囲気に。
この作品を読み終えて真っ先に浮かんだ言葉は「補填」でした。
香子にとってはもちろんのこと、歩にしてみても姪の扱いとこれからの処遇に困りはしていてもどこか寂しげな心の隙間を彼女が埋めてくれているように思えました。
だから互いに充足されない部分を補い合う、そういう補填関係にあるような気がしたのです。
また矛盾するようですが、それだけで「はい、ハッピーエンド」とはならないリアリズムにも共感を覚えました。
辛い境遇を与えたはずの母親をそれでも慕ういたいけな香子。
他者の目にはどんなに酷く映る母親でも子にとってその存在はかけがいのないものなのでしょう。
だからこそいっそう歩の深い悩みが手に取るように分かり、より作品に魅了されたように感じました。
あらためてこの度は素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました。
そして江山様の他の作品も読ませていただきたいと思います。
追伸 拙作『タクシー』に素敵なレビューを頂戴いたしましたこと誠に恐縮でございます。
重ねてお礼申し上げます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
このケースでは一番賢いのは児相に連絡して子どもを保護してもらうことなんですよね。それをわかっていても情緒的にできない・しないところがまさに仰る通り心に空いている穴の「補填」なのだと思います。
実はものを書くとき、あまり深く考えていないもので、ご感想をいただいて
( ゚д゚)ハッ! ソウダッタンダ!!
となることが多く、書き終わって三日も経てば何でもかんでも忘れてしまうというアレな物書きなので、素敵なご感想をいただき痛み入ります。
貴作『タクシー』は本当に良い作品でした。私のレビューが多くの人の目に留まる一助となりましたら幸いです。
縁日のお姫様への応援コメント
那智さんの「夏祭り」企画でベスト3発表ページより参りました。
賑やかで楽しい夏祭りを背景に、そうした風物詩を子供らしく味わうのが初めてであろう少女の痛々しさが、より強く浮き上がるのを感じました。
母親の手前勝手な理由で姪を押し付けられた主人公は、戸惑いながらも、彼女のためになることを探して、宙ぶらりんの状態でいる。
その感覚がまた、非日常という点で夏祭りと裏表にリンクしており、作品の構成の巧みさを感じました。
途中で一瞬だけ登場する老夫婦が、人間社会の優しさを体現してくれていて、ほっとしました。
香子ちゃん、いつか日常でもお姫様になれますように。
作者からの返信
はじめまして、素敵なコメントありがとうございます。
那智さんの企画に参加しレビューをいただいて喜んでおりましたが、ベスト3に入っていたとは知らなくて慌てて那智さんの近況ノートへ飛んで参りました。
教えていただき助かりました!
全ての子どもが幸せでありますように、というのがテーマです。
私が考えるほど甘くはないことですが、地域も人種も宗教も問わず子どもは幸せでないとダメです。
人が困っていたらさっと手を貸せる人っていいですよね。
私もそういう人に助けられたことが何度もあるので、今度は私が何かできたらいいと思っています。それがたぶんこの老夫婦の存在なのかもしれません。