アイツがミニキャラになった?!

雪弥

prologue

<放課後~教室にて~>


「はぁ。きょうもつかれたなぁ。」


黒髪でメガネで人見知りな陰キャの象徴な私は、中学に入学し、キャラを変えようと思ったのだけれど…。友達がなかなかできず、そうこうしているうちに中二に進学しようとしていた。


「めぐみん!今日も一緒に帰ろーね!!」


そういったのは小学校からの幼馴染のあおい。明るくて活発で、とてもかわいいため異性からも同性からも好かれている。


「うん。でもほかの子たちとは帰らなくていいの?」


「うん!!めぐみんが一番優先すべき人だもん。立原めぐみは一番の親友です!」


極上の笑みを浮かべて葵は言った。

そんなやり取りをしていると、教室のドアが開く音が聞こえる。あいつが来たな。


「立原と佐倉あおいいるかー?」


「目白、また来たの?」

と冷たい視線を向けながら言うと


「めぐみ…。俺に対してだけ冷たくないか?」


そういった彼は葵と同じく、小学校からの幼馴染で、‟その場の空気を壊す破壊王”の名を持つ目白めじろりょう。彼もまた異性からも同性からも好かれる明るいやつである。


「まあまあ。でもめぐみんの気持ちもわからないでもないけどね。」


「葵も結構ひどいよな。。。」


談笑を続けているといつの間にか最終下校時刻になっていた。


みんなで慌てて帰りの支度をして校門を出る。




その時事件が起こった。

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