真夜中の攻防
深夜、隣で寝ている旦那が眠りながら口を咀嚼するように動かした後、飲み込むような動作を見せた。
『何かを食べている‥何を食べているのだろう?』
それを旦那に言うとそれは食べてはいないのだと言う。そういう私も夜中に変な寝言言っていたと言う。
この前なんか私が
ゥー‥ワン!ゥウーー‥ワン‥‥ゼーーー‥ゼー
と子犬のような鳴き声を言った後、呼吸困難になったような寝言をしていたと。更に私がリウマチだった頃、痙攣した手が旦那の頬をペチペチ叩いて目が覚めたのだと言っていた。
私と旦那は掛け布団の取り合いをしょっちゅうやる。朝になるとお前が布団を取ったと言い合いが始まる。なので私は何時でも取られてもいいように掛け布団を二枚にした。
ある日の深夜、
ふと被っていた掛け布団が引っ張られるのに気づいた私、真夜中の攻防(布団の取り合い)が始まる。1枚目は旦那が股に挟んだままくるまっている。私は必死で抑えた。
朝になり私は旦那より早く起きるので布団から出た。
一時間後、寝室を見ると旦那は私の布団で寝ていて掛け布団が入れ替わっていたのだった。
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