チクショウ！やられた！

私は傷を負った腕を庇いながら身を隠した。

クソ！信じていた。信頼関係を築いていたと思っていた。

だがそれは私の勘違いだったらしい。

そうでなければこんな手傷を負う事もなかった。

そんな過去の事を考えいたのが不味かった。

あの裏切り者達に再度の攻撃を許してしまった。

痛みが集中力を邪魔する中、なんとか裏切り者達からの攻撃をすんでの所で辛くも回避し、距離を離す事が出来た。

奴らに追いつかれるのも時間の問題だ。

なんとかこの状況をどうにかしないといけない。

その為に考えを廻らすが、ダメだ。

自力で解決する術は考え付かない。

出口は裏切り者達に塞がれ隙がない。

助けがくるのを待つしかない。

そう結論をつけて私は籠城を開始した。

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