王室。

それは権力と象徴。

そして王子。

それは王室の次代を担う存在。

だがその王子に今まさに危機が迫っていた。

王子とて仕事はある。特に社交界でさまざまな人々と交流することは王子が王となる時にも役立つ重要なことだ。

しかしまさにその社交界こそ王子にとっての危機が潜んでいた。

王子が参加する社交界ともなれば衣装にも気を使うもの。ただただ華美なだけで無く、他の参加者の気分を害さない衣装でないといけない。

結果、王子の衣装は無難なものに落ち着く事がほとんどであった。

しかしこの王子は本来ならば洒落者。

近いしいものだけなら好きな衣装を着れるのに社交界では無難なものばかり。

そしてついにある時に王子の限界が超えてしまった。

好きな衣装を着て社交界に出たのだ。

その結果どうなったか？

社交界は個性的な衣装があふれるようになったそうです。

めでたしめでたし。

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