あとがきと小さなお知らせ

 読者のみなさま。おはようございますこんにちはこんばんは初めましてタンクと申します。


 由来はタンクトップのタンクです。貯水タンクの方でもオンラインゲームの盾役の方でもないので、お間違えなきようお願い申し上げます。


 さて、あとがきに入る前に本題のお知らせをさせていただきます。

 話は速さが肝心なので。


 この物語「ここは噂の奇跡屋さん」は、私が小説の書き方を理解するために短めにまとめて書いてみようと思い立ったのが発端です。


 しかし設定を練ってゆくと、案外自分の書きたいところを書くためには裏側を立て直す必要があったり、表に出すことはないけども説得力を持たせるために設定を補強するべき部分などを固めなければいけませんでした。


 率直な話、想像していたよりも規模が大きくなってしまいました。

 特にこれは奇跡屋の部分なのですが、謎が残りっぱなしのままなのです。


 なぜゼロは奇跡屋を営んでいるのか?

 なぜユナという少女は宇宙色の髪になっているのか?

 二人の生い立ちは? 関係性は?


 というかそもそも奇跡屋の成り立ちなどは、設定こそ綿密に練り上げたものの、どこに公表するでもなく、死に設定となってしまっています。


 長々と説明してしまいましたが、端的に言えば、まだまだ設定上はこのお話は続けられるということです。


 また異なる世界を作り、また違うお客さんが奇跡屋の訪れることで、奇跡屋さんの物語はいくらでも続きが書けます。


 ですので、もし読者の方に、


「我は続きを所望する」

「構わん。書け」


「あ…ありのまま今、起こった事を話すぜ! おれはweb小説を読んでいたと思ったら続編を望んでいた。な……何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった……」


「書け! 書けーー!!」

「次回もポ○モン、ゲットじゃぞー」


 などの声をいただいた場合には、続きを書こうと考えています。

 まあ、PV数も作品フォロー数もど底辺なんすけどね。


 けどまあ、これから伸びる可能性もあるので。完結したらちょっとはPV数増えるよって風の噂で聞いたので、望みは高く持つのです。


 一応これからカクヨムだけでなく、小説家になろうにも投稿する予定ではありますが、続編を書くかどうかはそちらも加味した上で考えることにします。


 ちなみに竜司たちの話を望まれた時には番外編にするか、それとも外伝のような形式で書くかは未定でござるよ。


 ・ここからあとがきです。


 改めまして、はじめましてみなさま。タンクですよ。


 この度は「ここは噂の奇跡屋さん」を読んでいただき、ありがとうございます。

 読んでいただいた方には抽選でプレゼントを……まあ、送ることはできないのですが、代わりに私からの心からの感謝を送ります。念で。


 え? 要らない? そうですか。


 まあ前置きはこれくらいにしておいて、ちゃんとあとがきを書きます。


 とはいえ何も書くことは無いのですが、とりあえず、設定の小話でも載せておくとします。


 実は奇跡屋にある商品、とりわけ今回のお話で出てきた商品は、その多くがこれのために考えた道具ではありません。


 いわゆる没設定と言いましょうか。

「設定やタイトルは考えたけど、ストーリー書くのめんどくせーなー」

 となって、設定やそれに登場する能力などが頭の中のゴミ捨て場にたまっていたのです。


 あれですね、物書きにも色々なタイプがあります。

 ストーリーを書くのが好きな人や、設定や伏線などの細かなところを組み立てるのが好きな人などがいます。自分は圧倒的後者! だったのですわ。


 そしてこれもいい機会だと思いました。

 短めの物語を書くに当たって、今まで考えては頭の片隅に放り投げるだけだった設定たちも活かそう。


 ということで、「いろんな時代いろんな世界線から道具を集めた奇跡屋」というアイデアに行き着いたのです。


 正直なところ設定を詰めてゆく時に「読者の方には伝わるだろうか」と危惧するほどに色々な要素がてんこ盛りになってしまいました。

 あれですね。冷蔵庫に半端に残った野菜を全部入れて野菜スープ作るみたいな感覚でした。


 楽しんでいただけたかは私からはわかりませんが、書き進めるのは非常に楽しかったです。やっぱ書くことを楽しむのは大事っすね。


 そして小話といえば、私はこれを書く際に気をつけている部分が結構あります。

 気付いた方もいるかもしれませんが、私は言葉遊びが大好きです。


 一つ特筆していうなら、今回の物語の鍵となるのは扉です。

 奇跡屋の扉を開ける時や、美咲が自宅の玄関を出る時。


 扉というのはそれ自体が新たな世界への入り口でもあります。

 扉をくぐればそこは新たな領域となります。節目と表現してもいいでしょう。


 竜司は奇跡屋の扉を開いて、自身の中に眠る異能を手に入れました。

 おまけでは、美咲は玄関の扉を開くことで新たな自分、いえ本来の自分に戻るという変化を表現しています。


 このように言葉遊びというか、表現に気を遣っているところは他にも多く散りばめている……はずです。

 まあ読む人にとってはただ散らかっているようにしか見えないかもしれないので、完全に自己満足なんですが。


 竜司の希望ホープが自分由来のものであると事前にほのめかすシーンもあったり、トゥエルブを倒した時の天穿も本当に小さな伏線を張っていたりします。


 もしよければそういったところを探しながら読み返していただくのも良いかもしれません。

 私としても、そうした部分を見つけて貰えば隠した甲斐があったと思えますし、自分ミッケ好きだったのでそういう書き方をしたかったのです。



 次に、物語の進め方について書こうと思います。


 私自身書いていて気がついたのですが、進めていくにつれて竜司よりも美咲(翔太)の方に重点が移ってしまった気がしております。


 元から竜司を主人公にして、翔太は女の子という部分を隠しつつ竜司に恋しているということは決まっていました。

 けれどこう、なんといいましょうか。


「俺の書くヒロインが一番可愛いに決まってんだろ!?」

 という謎の信念のもと美咲にフォーカスした部分が増え、特に後半はほぼ美咲が主人公的な立ち位置になってしまいました。


 正直なところ美咲視点を書くのが一番楽しかったので、後悔なんて一切無いのですが、最初は王道少年マンガをイメージしていたのに、いつのまにか少女マンガみたいになってしまっていて、我ながらちょっとびっくりしました。


 今ではもう「まあヒロイン可愛くしたかったから、しょうがねえか」と開き直っています。

 読者のみなさまにも「美咲が可愛い」と思っていただけたらいいな、と淡い期待を抱いております。


 それでは文字数もちょうどいいくらいになったので、この辺りで終わりにしようと思います。


 ここに書いたこと以外に気になった部分などがありましたら、コメントで聞いてみてください。


 それでは、またいつかどこかで会えるを願うとしましょう。


 この作品を読んでくださるという商品きせきのお買い上げ、誠にありがとうございました。

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