第17話 YOASOBI
おはようございます。
皆さん、YOASOBIという音楽ユニットをご存知でしょうか。
世間の情報に疎い私が名前を存じ上げているので、恐らく周知されているグループなのだと思います。
大変出遅れて、私は最近YOASOBIに関心を持ちました。
きっかけは「小説をもとに歌詞を書いている」と聞いたことです。
驚き、そして疑問を持ちました。小説というのは何万文字も書き連ねられている文章です。歌詞は文字数に制限があり、曲のリズムを踏まえると単語の文字数まで限られてきます。一体どういうことなのだろうと、スマホに歌詞を呼び出し、パソコンに原作の小説を呼び出し、見比べながら両方読んでみる事にしました。
目からうろこポロポロでした。
小説の原作者が伝えたいメッセージを主軸にして、少しずつ表現を変え、小説を読んだ人には「あ、あの場面だ」と分かるように、読んでいない人には新しい世界が想像できるように出来ているのです。
例えば歌詞の中に「君に会いにいくよ」というフレーズがあるのですが、
原作ではこの言葉はおばあちゃんが言っています。「今日はあなたに会いに行くわね」というような言い回しで、先立たれたご主人のお墓参りに行くシーンなのですが、歌だけを聞いた方は若い男性が好きな女性に言っているように思うかもしれません。遠距離恋愛を想像する人もいるでしょう。
すごい才能を持った方が出てきたなと思いました。
しかし、この「小説を音楽にする」という手法、他の媒体では当たり前のように使われているのです。小説が映画になったり、マンガがアニメになったり。
一番最初に思いついた人がすごいクオリティでやってのけたので、大きな話題になったのだろうと思います。
物を作る作業というのは、何もないところから生み出すのではなく、今ある物をより便利に進化させたり、他の物と合体させたりするのがほとんどです。何かを不便に感じたり、好奇心を持ったりする事がきっかけで新しい物が生まれるように思います。私も常に好奇心を持つことを心がけていきたいと思いました。また、このようなお話をさせていただいておりますが、歌詞を読むばかりでYOASOBIさんの楽曲を聞いた事がないという本末転倒な状態ですので、まずはそこからクリアしていこうと思います。
今日も一日笑顔で宜しくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます