第15話 前向きな終活
おはようございます。
数年前から、前向きな終活を始めております。
断捨離のようなものではなく、死にゆく時いかに後悔を少なくするかという事を目的にした活動です。かねてからやりたかったのに、様々な事情で後回しになっていた事に挑戦したり、知識や技術の向上、資格の取得を目指して勉強したり、自分を磨くような活動が主体です。
その活動の中に「会いたい人会う」という項目があります。一生会えなかったらちょっと寂しいと感じる疎遠になっている人がたくさんいるので、一度会っておこうというものです。コロナ前、人脈が一番ありそうな友人に久しぶりに連絡を取り、ミニ同窓会をしてもらいました。再会の喜びに胸がいっぱいになった私ですが、翌日ふと心配になりました。別れ際、人目をはばからす抱きしめてくれた恩師、どちらからともなくハイタッチをした同級生、こんなリアクションの人達はなんとなく再会を喜んでくれた気がします。ただ一人、割り勘での飲み会なのに、クレジットカードしか持ってこない、店を間違えて遅刻してきたあの人は特に何も感じることなく集っていたのではないかしら。昔からのマイペースさに変わらないなぁと心で笑いながら、私の終活だから、一度だけ我慢してねと思いました。そして一方的な自分の思いに少し切なさも感じたのでした。
自分が思うほど、相手は自分の事を思っていないかもしれません。ご注意ください。
今日も一日笑顔で宜しくお願いします。
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