第59話 だめ連の悲劇と一人で生きる覚悟

ダメな者がダメをこじらせないためのネットワーク「だめ連」は無残な失敗に終わりました。なぜでしょうか? 

ダメな者は団結することも社会変革もできないのです。なぜならダメだから、無能だから、人を動かすどころか自分自身すらコントロールできないから。でもダメなのは仕方ない。ダメだからダメになったのだ。


私はきれいごと抜きで断言します。ダメなのはあなたの責任ではありません。


私達は上から目線で語ってくる連中のように、努力とか根性とか執念とか気迫とか集中ができないからダメなんです。盲目とか下半身不随とかと同じだと思ってほしい。そのような身体障がい者に、努力して這い上がれと説教しますか? 

我々はある意味、一種の精神的障がい者なのです。ですからダメな皆さん、他人はあてにならず救ってくれません。一人で生き一人で死ぬ覚悟を決めましょう。私達の思いや苦しみは誰にも判ってもらえません。


でも構いません。寿命がくるか不慮の死か、どちらにしても死んだら総ての人生は平等にチャラになるです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る