本編　第一章

　俺は今、三体の骸骨に囲まれている。

(えーっと、、、　スケルトンLv3 スケルトンLv5)

　目の前の骸骨の頭の上には名前とLv（レベル）が表示されていた。そして、辺りの様子は松明の明かりで若干確認することができた。

　三体の骸骨に囲まれたものの、こちらを見ることもなければ動くこともなかった。なので、俺は話が通じる相手かどうか一体の骸骨に話かけようと試みた。

　(あっ、あのー)

　しかし、声が出なかった。そして、足音がこちらに近づいてくる。

　「ねえ、鈴こっちであってんの？」

　「多分こっちで合ってると思う。」

　俺は急いで足元の水溜りで自分な顔を確認する。

　(あっ、、。俺も骸骨（スケルトン）だ。)

　そして、目の前の扉が開く。

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