日常は底には無く
@amnesiac5
一人目
第?話 始まりは
いつから始まったかは分からないし、今更そんな事考えるだけで頭痛がする。
いつもこれだった。
俺はこうして自分の事だろうがなんだろうが他人事だった。
俺は武器を持ってる。所謂ファンタジー世界の剣だ。
錆びてて欠けてて、使い辛い事この上は無いだろうが
それでも、、、。
それでも俺がこんな事に巻き込まれて最初に手にしたモノだ。
いつもの瞬間だ。今から俺は目の前に転がってるヤツの首を落とす。いつもの事。まだ息はある。俺もギリギリだしな。早くやんないとまた殺される事になるだろう。痛いのは嫌だから。
そう思って俺は指から腕にかけて千切れかけの腕から、血だらけで折れてはいるが逆の手に剣を持ち替える。
ズルズルと脚を引きずり男に近づく。
「悪いね。これで終わりだよ。出来れば恨まないでくれよ。」
そう言って俺は剣を振り下ろす。
「後何人殺れば終わんだろ。コレ。」
呟いて俺はその場に眠った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます