　月曜の朝。

　空に巨大な門が開き、天使の軍勢がジャムとバターナイフを構えて降り立った！

「来たっ！　手はず通りいくよ、あの門を通って天国に逆侵攻！　クソ親父をぶん殴ってバカげた猫ジャム作戦をやめさせる！

　あの門まで行く手段は、ジャミーラ、任せていいんだね！？」

「バッチリよぉダーリン！　アブちゃんと協力して準備万端！」

「オレサマたちの合体技、目にモノ見せてやるぜ！　せーのォ！」

「「サモン・ピラミッド・アンド・トウガラシファイヤー・ドライブ・エイム・モンスター！！」」

「なんて！？」

　召喚したピラミッドが変形合体！　巨大な猫型ロボットが完成し、アブリマルの炎を噴射して飛翔！　キウイと母とねこみみ人間たちを乗せ、空を自由に飛び回った！

「ムチャクチャやるねキミらも！？」

「でも、これならイケるにゃ！」

　天使たちはビビって道を開けた！　門に衝突！　ロボはつっかかり、キウイたちは天国に到達！

「よし、とりあえず成功！　ここからは徒歩だね！」

「でもどうやら、熱烈な歓迎パーティーを開いてくれるみたいだよ？」

　キウイたちの前に天使たちが殺到！　ひときわ立派な姿をした天使が口を開いた！

「ははっ！　大天使ミッキィだよぉ！

　迷子の迷子の子猫ちゃん、テーマパークか何かと間違えたのかなぁ？

　立ち入り禁止のトコに入ったら、おしおきしなきゃねぇ！　ははっ！」

　ジャミーラとアブリマルが前に出た。

「ダーリン、スズ。ここはわたくしたちが食い止めるわぁ」

「アニキたちはガンガン進んでくだせぇ！　おいハンサミィ！　アニキたちを頼むぜ！」

　ジャミーラとアブリマルはサムズアップ。スズとハンサミィもサムズアップを返した。

「二人とも、ありがとう！　無理はしないで！

　行こうスズ！　ハンサミィ！　母ちゃん！」

「まっしぐらだにゃ！」

「光の速さでイケメンデリバリーだね！」

「妻として、夫の愚行をいさめましょう」

　戦闘開始！　ジャミーラとアブリマルが食い止める中、キウイたちはすり抜け、天国の奥へ、奥へと走る！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい