第5話 2通目【大きな器へ】

 きっと、あなたはその方と言葉を交わしたい事でしょう。難しくて、そして簡単な事は、挨拶を交わす事です。毎日声を掛ければ、いつかは返してくれるかもしれません。

 彼女からだけ返されれば、あなたは満足でしょう。


 そして、私からのアドバイスとしては、彼女1人に挨拶を掛けるのではなく、道行く人すべてに挨拶を掛ける事です。

 彼女までの数人、もしくは数十人が、本命までの練習となります。そして、1人だけに声を掛ければ、彼女も含め、多くの人が不思議がられるかもしれません。


 多くの人に掛ければ、政治家の選挙運動の様に不思議がられるかもしれませんが、あなたと彼女の関係は誰も気にしません。

 全ての人に同じ行為を分け与えているのですから。


 単一の人に掛ければ、何かある?周りも彼女も身構えるかもしれません。


 そして、注意点としては、その方と付き合えればと目測していたのが、他の方から想われることとなり、あなたは別の方と想いを交わす事もあるでしょう。

 伝わるか?伝わらないか?分からない返事を書いてしまいました。


 1つ目の回答が、カツオ一本釣り漁であれば、

 今回の2つ目の回答は、地引き網漁の様に大漁となってしまう可能性も秘めております。

 問題は、本命がどこにあるか?分からなくなる可能性があります。

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