神崎ひかげVSカン・ジ・エンプティ
あきかん
素晴らしきこの世界
I see trees of green,
red roses too.
I see them bloom,
for me and you.
And I think to myself,
what a wonderful world.
ビルの上から望遠鏡を眺める男は『素晴らしきこの世界』を口ずさむ。その目に映っているのは二人の女性。神崎ひかげと藤原埼玉であった。
I see skies of blue,
And clouds of white.
The bright blessed day,
The dark sacred night.
And I think to myself,
What a wonderful world.
男の傍らにあるのは灰色のシートで覆われているライフル銃。男は神崎ひかげを狙撃しようとこの場にいた。
The colors of the rainbow,
So pretty in the sky.
Are also on the faces,
Of people going by,
I see friends shaking hands.
Saying, “How do you do?”
They’re really saying,
“I love you”.
神崎ひかげと藤原埼玉が楽しそうに街を歩いているのを男は見ていた。シートをはがしてライフルのスコープで神崎ひかげを追いかける。
I hear babies cry,
I watch them grow,
They’ll learn much more,
Than I’ll ever know.
And I think to myself,
What a wonderful world.
Yes, I think to myself,
What a wonderful world.
パスン、と気の抜けた音がビルの屋上で鳴った。
さぁ、素晴らしきこの世界の幕開けだ。ライフル銃を片付けながら男はそう思う。
この男の通り名は
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