ああ、日常の些細なこともすくいあげて書いてしまう。
なくなってしまったがために、それがどうしようもなく大事なことになって。
忘れがちな日々から「懸命にすくいあげて」というところが、本当に切ない。
文章を示しがちな『』が出てきたところで、おやと思っていたら、最後。
胸をしめつけるような話でした。
作者からの返信
わわ、こちらにまでコメントいただいてしまってすみません! 読んでくださりありがとうございます、嬉しいです!
どうにもこう、私はこういう系統の話ばかり書いてしまう傾向にあって、「またやってしまった」とちょっと後悔しています。
唯一良かったと思えたのは、字数をコンパクトにまとめられたこと……私よく引き延ばしてしまうので!
『』で「あれ?」と思って欲しいと思いながら書いた作品なので、そこで「おや」と思っていただけたのは嬉しいです!
読んでくださってありがとうございました。明るい話も書きたい……
短い話だと、どうしても切なさをくっつけるのがある意味楽? になってしまうので、今度はそういう形を避けていけたらな、と!
ヤケザケさんのような明るい話を書けるようになりたい!
あらすじに「冒険できない私に苦笑」とありましたが、素敵なお話でしたよ。
黒い愛って、おどろおどろしい愛とか破滅型の愛なのかと勘ぐりましたが、純愛すぎるがゆえの黒さなのですね。思い続けるのは苦しいですが、書くことで癒される部分もあるのかな。でもいつかはノートに書くことがなくなる日が必ずくるわけで……どうなるのでしょう。
作者からの返信
ありがとうございます! 素敵なお話と言っていただけてほっとしています。
そうなんです。私も最初「黒い愛」っていうワードから、破滅型の、たとえば「不倫でも書くか」とか「究極のヤンデレでも書くか」みたいなことを思っていたんですけど、それじゃテーマ消化の仕方も面白くないなと思いまして……
それでこのような形にしてみました。悲しいのは悲しいのですけど、ね。ぜひ「黒い愛」で明るい話も書いてみたいな、とは思いました。
ノートに書くことがなくなったら、どうなってしまうんでしょうね……
思い出を残らず認めたら、後は読み返して懐かしむのでしょうか。
愛を見える形に残しておくのって、結構いいことかもしれない、なんてこの話を書いていて思ったりはしました。
この人は違いますけど、相手が生きていたら、日々のささいな感謝や感動なんて、忘れてしまいそうですもんね。恨みつらみは覚えていても。笑
短編まで読んでくださってありがとうございます! コメントとても嬉しかったです!