おはぎ

おはぎ１

おはぎあれ！全てはおはぎから始まった。

次にカピバラさんの饅頭が生まれた。カピバラさん好き。

カピバラ饅頭はおはぎを食べていた。

その次に温泉が生まれた。温泉に浸かるカピバラさん。

「おはぎと温泉があれば生きていけるよよよ」カピバラさんはそう言った。

カピバラさんは温泉でゆったりとした時間を過ごしていた。

でもあるときにふと寂しくなっておはぎからヒトをつくった。

すっごーい！つくった！！！（ポリゴンショックに配慮して若干暗くなる）

ヒトとはミライさーん！というのだが、ミライさーん！はカピバラさんをめっちゃなでなでした。

あーカピバラさんかわいい。茶色の絵具をチューブから搾り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈の詰まった四角いのっぺりとした恰好かっこうも。ここすき。

ともかくミライさんはカピバラを愛でていっぱいおはぎをつくった。おはぎの工場もつくった。バイバインもつくった。

そうして四六時中カピバラさんがおはぎを食べる様子を眺めてスマホに撮影していた。モルカーってあるけど同じテンジクネズミの仲間だからカピカーとかないんだろうか。

とか思ったりしながらおはぎ工場に私は潜入した。

工場ではおはぎの製造と共にミライさーん！とカピバラさんはいっぱい増えていた。多数のカピバラさんかわいいの中にヌートリアも混じっていた。

私はここが天国だと悟った。おやすみ。

そうして世界におはぎとカピバラができたのかもしれない。おしまい