続! vs大魔王サマ!
「では次の攻撃じゃぞい。ふんすっ!」
大魔王サマがジジむさく
股間の部分がもっこりもこもこしちゃってて、怪しさ100点満点ですよー!
「あー、ほいっ」
軽ーい掛け声と共にローブの内側から、にょろりろりんっ!と、生き物みたいに
変な粘液で表面がぬるぬるしてて、なんかキモいぞっ!
名付けるなら『
魔法刀をプロペラ回転させて応戦じゃいっ!
「行けっ! 白月っ! 黒月っ! うにゃあっ!」
相手は植物っぽいから魔法刀の敵ではナイ! すぱすぱすぱあっ! と切れ味抜群でぶった切っていくですよっ!
切った衝撃で飛んでくる粘液が、ねっとりねばねばでキモすぎるっ!
しゃかしゃかしゃっ! と反復横跳びで避ける俺ですよー!
「ヒカリ殿の虫みたいな素早い動きはさすがでござるっ! くのいち勇者の名にかけて、拙者も負けてられないでござるよっ!」
虫みたいな、ってムラサメさんっ!
当たらずとも遠からずってヤツだけど、もうちょっと良い例えは無かったのかなっ。
「いい
ブラホックを留め直してムラサメさんが復活! まだちょっと顔が赤いのは、オトメの恥じらいってヤツですかねっ。
大魔王サマをおじいちゃん呼ばわりですよ、ナイスですよー!
「むう、言ってくれるのう。くのいち勇者ちゃんは、ちょいとそこで見学しとってもらおうかのー。あー、ほいっ」
「あっっ!? でござるっっ!」
大魔王サマが腕を振ると、なななんとっ!
ぶった切った
まばたきする間に、しゅるしゅるにょろにょろと身体に巻き付いていくですよっっ!
まさか動き出すなんて思ってなかったですようおおー!
って、これはなんとっ!
きっ!
きっ!
ルルコちゃんの時と同じように、またまたえっちなカンジに縛られちゃいましたよ、ムラサメさん!
推定Fカップっぷのオパイが、ぽよよんむにゅにゅっ! てカンジになっちゃってますよー!
ぬるぬるの
くのいち勇者が全身ぬるぬるの粘液まみれっ!
さささらにっ!
お股のイケナイトコロに食い込んじゃってるじゃないですかっっ!
「ああっ♡ そこはダメでござるうっっ!」
ちょっ!?
切ない声が出ちゃってますよ、ムラサメさんっ!
くのいちがエッチな責めを受けるエロゲにありがちなシチュエーションが目の前で起こっちゃってますよー!
ムハー!
って、イヤ違うっ!
ぬるぬる
大魔王サマを倒して『勇者と魔王の闘い』に終止符を打たなければっ!
そんでもって、ルルコちゃんを助けるんですよ、男の
ルルコちゃんの為なら、えんやこらですよー!
「動かないでね、ムラサメさんっ! うにゃあっ!」
すぱすぱあっ! と、ぬるぬる
レンタル魔法刀だけど、
「くっっ! 拙者としたことが、とんだ失態でござるっ!」
ムラサメさんを解放してあげられたのは良いけど、全身がぬるぬるの粘液まみれになっちゃってます!
ごめんなさいだけど、触らないでねムラサメさんっ。
と、思ってるとなんとっ!
「たっ、助けて頂いてありがたき幸せにござるよ、ヒカリ殿ぉっ!」
がばっ! と、俺に抱きつくムラサメさんですよ、とばっちりで俺までぬるぬるですようおおー!
◇ わざとかな?
わざとですよね
ムラサメさん? ヒカリ ◇
って、んんっ?
めっちゃぬるぬるだけど、やわこいオパイを押し付けられてキモチいいっ!
こここれはっ!
思わぬトコロでぬるぬるプレイっ!
オパイを密着させたままビミョーに上下させるなんて、めっちゃテクニシャンですよ、ムラサメさんっっ!
ムハハー!
「『ヒカリちゃん? お顔がゲスいんDEATHけどっ?』」
「おえあっ!?」
これはヤバいっ!
ラーフィアちゃんたら、重低音ボイスでフキゲンモード!
『です』が『DEATH』に聞こえるのは気のせいなんかじゃないデスよー!
ぬるぬるプレイでキモチ良くなってる場合じゃねーですよ、男の
「続きは後にいたしましょう、ヒカリ殿っ! さっきの攻撃は、虚を突かれてしまった拙者のミスでござるっ!」
気合いも新たに忍び刀を構えるムラサメさんですよ。気持ちの切り替え早いなっ。
俺も気を取り直して魔法刀で攻撃じゃいっ!
くるくるとプロペラ回転させるしか出来ないと思ったら大間違いですよっ!
「白月っ! 黒月っ!
一点突破のピンポイント攻撃!
シンプルイズベストな攻撃名で直線的な突きをお見舞いしちゃいますよー!
キュンッ! と、大魔王サマ目掛けて、矢のようにぶっ飛んでく魔法刀!
避ける素振りも見せずに棒立ちですよ、大魔王サマっ!
これは決まったかっ!?
と思いきやっ!
ぼぼふんっ! と黒いローブで衝撃吸収されちゃったっ!?
「拙者の秘技を食らうがいいでござるっ! 忍法、火焔手裏剣っ!」
ムラサメさんの隠しダマは炎の手裏剣!
うおお、カッコいいっ!
だがしかしっ!
「ムダムダ。あー、ほいっ」
ぼぼふんっ!
と、これまた黒いローブに吸収されちゃったっ!
「拙者の秘技が効かないでござるっっ!?
くっ! と、なればっ!
拙者が時間稼ぎをいたしますゆえ、ヒカリ殿は『お着替えガチャ』をっ!」
「えっ!? うっ、うんっ!」
確かにムラサメさんの言う通り、今こそ『お着替えガチャ』る時っ!
とは言え、相手は大魔王サマっ!
生半可な強さの衣装やキャラクターなんかじゃ、どーにもこーにもなんねーですよっ!
大魔王サマに何か弱点でもあればっ!
ラスボス攻略には必要不可欠な弱点がっ!
とは言え、大魔王サマにそんなのあるのかなっ!?
「ワシの弱点をお探しかな、ヒカリちゃんよ。
言っておくが、ワシに物理攻撃は効かんぞい。なんせ、ワシ、大魔王じゃからな。ほっほっほっ」
物理攻撃は無効ってマジですかっ。
大魔王だからって、そんなのアリなのかっ。
魔法刀での攻撃が通用しないとなると、精神攻撃しか選択肢は無いのではっ!?
精神攻撃なんて、そんなの出来ねーですよー!
ぐぬぬ、どーしたもんですかね、妄想勇者っ!
「ヒカリちゃんっ!
大魔王様は私のお母さんに弱いのっ!
お着替えガチャるなら、私のお母さんをイメージしてみてっっ!」
こりゃ、なんとっ!
思わぬ助け船はラーフィアちゃん!
「えっ? ラーフィアちゃんのお母さん、って、アルレフランさんっ? なんでっ?」
「大魔王様は大魔王になる前に、お母さんと一緒に冒険者パーティーを組んでたのっ。お母さんにフラれちゃって、それが原因でやさぐれて大魔王になったんだってっ!」
フラれてグレて大魔王ってマジですか。
なんか、めっちゃしょーもない理由に思えるんですけどっ!
「ラーフィアは余計なコトを言うのう。思い出しちゃったら、アルレフラン殿に会いたくなってしまうではないか」
マジですか大魔王サマ。
会いたくなっちゃうくらいに未練たらたらってコトですかっ。
それってめっちゃ弱点ですよっ!
失恋したココロの傷をえぐって、精神的ダメージを与える大チャンス!
そう言えば、フィルフィーとペリメール様の結婚式でも、アルレさんの前ではおとなしかったし!
ちょっとえげつない戦法かもだけど、大魔王サマに勝つ為には何でもやらないとっっ!
ここはイッパツぶちかましてみようじゃないですか、俺の妄想力っ!
ルルコちゃんをポンコツ呼ばわりしたコトと!
愛しいラーフィアちゃんを吹っ飛ばしてくれちゃったコトとっ!
ムラサメさんをぬるぬるの粘液まみれにしてくれちゃったコトをっ!
後悔させてあげるんだからねっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます