カッコよく登場?黒竜王!
ラーフィアちゃんの浮遊刀を借りる事になり、黒竜王との戦いにほんの少しの勝利の光が見え隠れ!
イヤ、隠れちゃったらダメなんだけどね!
「黒竜王との戦いの時間になったら貸してあげるねっ」
と、浮遊刀を出した時とは逆の手順で、しゅっと二振りの刀を消し去るラーフィアちゃん。
ホントに手品みたいですよ!
「ねえ、ヒカリちゃんっ」
するるっと俺に近づくラーフィアちゃん。
むむっ、近いっ!お顔が
「うっ、うん?なにっ?ラーフィアちゃん?」
「今日はスポブラ?それとも、一緒に買ったブラ?」
え!?いきなり!いきなりハナシが脱線!なんでっ?
剣術のレクチャーは終了っ?
「え、と……一緒に買ったお揃いのデスヨ?薄いピンクと白のストライプの……」
「やっぱりー!私もそうなんだよっ。嬉しいなー♡以心伝心だねっ♡」
「え、あ、うん?そう、だねっ」
なんつって、俺、スポブラ以外はコレしか無いですからねっ!
スポブラは洗濯しちゃったからコレしか無いの!
仕方なく、なの!
決して!ブラ着けるのが楽しみなんかじゃないんだからねっ!
「ね、ヒカリちゃん。おそろのブラ、見せ合いっこしない?」
「えっ!?」
ちょっ!ラーフィアちゃんっ!?
「
「えっ!?あの、でもっ!」
ためらう俺に尚も迫りくるラーフィアちゃん!いい匂いがしますよ、ふわふわとー!
「刀を貸してあげるんだからあ……ご褒美は欲しいなあ♡みたいな?」
こくん、こくんっと首を左右に傾げるラーフィアちゃん!ツヤサラ銀髪が揺らめいてめっちゃカワイイっ!
今日のラーフィアちゃんはやたら積極的です!昨日の今日で急接近!てカンジですよ!
「え、でもっ。恥ずかしい……よ?」
「えー?じゃあ、私から……♡」
と!
自分からしゅるりとネクタイを取って、ブラウスのボタンを上から3つ外し!
「うふふっ♡」
と、恥ずかしそうにチラーリと見せてくれたのはっ!
銀髪美少女のっ!
透き通るような白い柔肌にピタリとフィットする薄いピンクと白のストライプのブラジャーっ!
俺のとお揃いのブラですよー!
ガン見!
俺は、かつて無いほどの眼力でガン見です!
銀髪美少女ラーフィアちゃんのブラチラ!
俺の心臓ばっくばく!
イヤ違うっ!
こんなトコでっ!うら若きオトメが、ブラ見せちゃダメ!ゼッタイ!
もう見ちゃったけど!
「らっ!ラーフィアちゃんっ!?やっぱりダメだよっ!?恥ずかしいようっ」
と、あわてて取り
ラーフィアちゃんと目と目がバッチリ合った瞬間!
「ヒカっ!ヒカリちゃあんっ!」
いきなり突然!唐突に!
何のスイッチが入っちゃったのか、がばっと俺に抱きつくラーフィアちゃん!
俺の目ってラーフィアちゃんをオカシクさせちゃうみたいです!
魔法の魔力の魔眼的な?まあそんなカンジの何かがあるのかも!?イヤあるのかなっ?
「ヒカリちゃんとチューしたい!今すぐしたい!しよっ?ねっ?ねっ?」
えっ!?
どしたんですかラーフィアちゃんっ!?
やたら暴走してますよっ!?
「えっ!?あのっ!ここでっ?」
「今なら誰もいないからっ!ねっ?ねっ?それがダメなら!ヒカリちゃんのパンティー欲しい!すぐ欲しい!今穿いてるのを!脱ぎたてをっっ!」
前にもパンティーあげたのにっ!どんだけヘンタイなんですかラーフィアちゃん!
◇ 脱ぎたての
パンティー欲しがる
ラーフィアちゃん
俺のカノジョは
ヘンタイです ◇ ヒカリ
なんつって。イヤ違うっ!
「チューするのっ?脱ぎたてパンティーくれるのっ?どっちか選んでっ!なんならどっちもオッケーでもいいんだよっ!?」
なんでそんな必死なのさラーフィアちゃん!
いくらなんでも、こんなトコでおパンツ脱ぐワケにはいきませんよっ!?
「えっと、じゃあっ!あの、チューで……」
と!チューをチョイスしましたよ!
選択肢はあって無いようなものですよー!
「やったっ!それじゃあ、いただきますっ♡」
言うと同時にっ!ラーフィアちゃんが飛び付いてきたっ!
ムチュー♡ってさあ!
さらにっ!服の上から俺のささやかなオパイをまさぐるラーフィアちゃん!
思わず声が漏れちゃうほどに!
キモチ良きなんですけどー!
「あふ……んっ!ラーフィア、ちゃんっ」
「ヒカリちゃんの……えっち♡」
違います。責めているのはアナタですよラーフィアちゃん!
しばしのお戯れの後、ラーフィアちゃんがスッと身体を離してくれて。
「ヒカリちゃんっ♡この続きは黒竜王との戦いの後で、ねっ♡」
続きって!
もうアレしかナイですよねっ!?
アレがナニしてナニしちゃうんデスカっ!?
だがしかし!
俺が男だってバレたらどうなっちゃうのっ!?
ぬおおおおっ!
◇
なんてコトがありながら。
気がつけばお昼時。
ラーフィアちゃんとの楽しいらんらんランチタイムです!
勝てる見込みがある!ってわかったら、お腹が空いてきましたよ。
腹が減っては
あーん♡とか、あー♡とか、おかずトレードとかやっちゃって、なんかこう!
ラブラブなカンジですよー!ムハー!
めっちゃ強い武器を貸してもらえるからって油断とか慢心するワケじゃないけど、余裕って必要ですからね!
そして。運命の午後。
「あー、ほいっ」
と、神様校長先生の杖のひと振りで校庭に出現させた特設ステージに、
学校の上空を全て覆い尽くすような黒い雲!
いかにもファンタジー!的な黒い雲!
真っ黒ですよ!ねえ、黒いの!
そしてっ!黒い雲の中から響き渡る黒竜王らしき男の声!
『ぬはっ』
ん?ぬは?
『ぬは』
また?『ぬは』って何ですかね?
『ぬははははははっ!待たせたなクロジョの俺の嫁達よ!黒竜王スズキ!ここに見参っ!』
ピカッ!ドガアアアアン!
という轟音と黒い雷!うわ!カッコいい!
黒い雷なんてアニメとかマンガとかゲームとかでしか見たコト無い!
でも、ぬは、って笑い方はどうかと思うよ黒竜王!
特設ステージに降り立った長身の男の影がスモークの中に浮かび上がる!
ライトアップ効果は絶大!
照明さんイイ仕事です!
イヤ違うっ!
モクモク立ち上る煙の中に男の影!
そこに現れたのはっ!
「我がっげほっげほっ!名はっごほっごほっ!こっ!こきゅりゅうおおおうええええええっ」
えづいた!むせこんでから激しくえづいちゃったよ黒竜王!
スモークをたらふく吸い込んじゃったみたいです!
カッコわる!
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