第4話

最初俺は、かなり邪険にされたが、

金髪ギャルの林ユーコに炊事当番を言い渡されたことで風向きが変わった。


冒頭に戻ると。

俺は取り敢えず、冷蔵庫に入ってた材料を使って

炒飯とか餃子とか手際よく作ってみせたんだ。


その味が良かったせいか、



「使える男がきたー!!」


と、この台詞は林ユーコによるものだが、

急に俺に対してウェルカムモードになったんだ。



四人で食卓を囲み、

話は世間話や流行りのドラマ等の話題でかなり盛り上がった。


聞けば、偶然にも三人の女は俺と同い年で。

それぞれ、仕事をしていて。


現状、


三人とも彼氏はいないということだった。


「うちら、三人!彼氏募集中なの!」

と林ユーコが元気よく教えてくれた。




さて。


夕飯を終えたあと、俺は一体、

何処で寝ればいいのか?の議論がリビングでなされた。


聞けば。


三人とも、和室で川の字になって寝てるんだと。


「シンジ!もし良かったら、うちらと同じ部屋で寝てくれてもいいけど?」


林ユーコがとんでもない提案をした。

更にそれに輪をかけて、マヒロまでおかしなことを言い出したんだ。




「もうひとりくらい寝れるスペースあるし?」


マナミは顔を真っ赤にして、黙っている。


「あ、いや....」

「俺はリビングのソファで寝てもいいし」と遠慮する俺。




「なーに、言ってんの!引っ越したばっかで、布団がまだ、送られてきてないでしょ!!」とマヒロ。


俺の愚かな手違いで、俺の寝具はまだ、

シェアハウスに到着していなかった。



「甘えればいいじゃない!

リビングのソファーで寝たんじゃ疲れが取れないでしょ!!」と金髪ギャルの林ユーコ。




こーして俺は。


三人と同じ部屋に寝ることになったんだが。


理性が保てるかとにもかくにも心配だった。

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