29 一将功成りて、万骨枯る

 札幌も21年ぶりの猛暑日となりました。


 そらぁクソ暑いはずやわ…。


 さて、今回はオリンピックの話。


 ワイがスポーツ観戦好きなのは前述の通り。


 なので前回のリオのときも、時差なんかものともしないで毎日観まくって楽しかったのですよ…。


 でも。


 今回は…あんまり嬉しくないし。


 しかも自分の住む街で予選なり競技なり開かれるんやから、ホンマやったら嬉しいはずやのに、何か今回は楽しくないし、ワクワクする感じもない。


 何で子供の運動会はあかんのに、オリンピックはええのって。


 そらぁ、オリンピックのためなら何を犠牲にしてもえぇっちゅう感じがあるからなんかなぁって。


 ま、ワイのオトンはアマチュアやけど野球選手から会社経営やったし、スポーツは身近やったけど、でも栄光だけ残すために一切衆生いっさいしゅじょうを道連れにしてえぇとは思ってへんくて。


 それって、一将功成りて万骨枯る…やん。


 ワイら、枯れる万骨にならなあかんの?──って。


 しかも「えぇもんはえぇ、あかんもんはあかん」ってあんまり言われへん時代なってきとるし。


 それは…ナンボ何でも、アカンのとちゃうかなぁ。


 ワイはオリンピックなんて正直やってもやらんでもどっちゃでもえぇけど、ただ条理の立たんことはアカンのとちゃうかなって、シンプルに思うんですよね。


 犠牲を強いてまで…ってのは、剥いた話どうなんやろ。


 まぁ世の中って、たいがい何かの犠牲を強いてるところはあるけど。


 それがオトナなんやから清濁は併せ呑めやって言われたら、ワイは死ぬまで呑めへんガキでえぇ。


 うーん…ワガママなんかなぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る