26 推しは変わる


 さて、今回は推しの話。


 前にラブライブシリーズの話で、推しがいるって話をしたのは前記の通り。


 だから当然、推しでない子もいる。


 μ'sやと矢澤先輩、サンシャインやと梨子ちゃん、アニガサキではあゆぴょん、スーパースターではれんちゃん──といった具合に。


 でも。


 ある時、推しでなかったはずの真姫ちゃんのことが、急に気になってしまったり、あるいは気になってなかったハズの果南ちゃんのことを不意に意識してしまったり──というのはよくある話なのですが、要は推しが変わったりすることがあるんですよね。


 それは浮気じゃないんです。


 フッと違う一面を見たり、あるいは意外性に気づいてしまったり…お前2次元のキャラクター相手に何言うてんねんな──って話ですけど、でもリアルな恋愛もしてきて、プロフィールにも書いたとおり、バツイチで様々見てきたワイにすれば、こういうちょっとしたきっかけで人間って変わっていくんやなって思う訳です。


 だから、仕方ないんですよね。


 もちろん一途に推しの子を推し続ける人もたくさんいます。


 それはむしろ素晴らしいって思います。


 でも、移ろってしまう人もある。


 それを一概に変節漢だの浮気者だのと責め立てることには、ワイは一抹の違和感をおぼえるのですよ。


「じゃああなたは、生まれてこのかた、一度も心変わりしたことはないのですか?」


 なーんてことになりますよね?


 無論ワイなんかは心変わりして失敗したことなんて山ほどあります。


 でもそれはその時その時の判断の中で決めたことで、それが違う尺度から見たら異議を唱える人が出るだけで、つまり価値観も違うのだから、簡単に責めるのは早計やって言いたいのですよ。


 よく価値観を押し付けるなって言いますけど、これは前に書いた差別の話にもつながることやし、そこんところは真剣にみんなで、ちゃんとしとかないと。


 向き合う時期に来てるような気がしますけどもね。


 ま、最終的に…真姫ちゃんも果南ちゃんも、ワイは推しに加えませんでしたけど(笑)。


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