103話 8才までの総集編風味のお整理ざます

 さてさて、ブライアンへ猫別邸も引き渡したし、とりあえず直近でやることは終わりかな。

 

 とりあえず、お茶でも飲みながら今後の事を考えてみますか。

 

 「母さんロトルさん、僕はこれから談話室でのんびりお茶でもしながら、今後の方針なんかをぼんやりと考えて行こうと思うけど、どうする?」

 

 「そうね~。うーん私はバックス君が料理場で何かしてるみたいだから、そっちに行くわ」

 

 「私はお店で出すお酒の手配と配合考えたりしてようかしらね」

 

 ん、ふたりとも建築中の元宿屋こと一大料理パークの準備だね。ええことです。

 

 「ん、わかった。料理場にある材料は好きに使っていいからね。あっ前にも言ったけどお酒は少ないから、必要だったらメイドさんかマゼッパさん捕まえて相談して、お代は僕につけちゃっていいから」

 「はーい、ありがとね。ほんと頼れる甥っ子ね。どっちが大人なんだかわからないわぁ」

 

 「それじゃ、また夕食の時にでもー」

 「「はーい」」

 

 母さん達と別れて、談話室へ行ってメモというか一人ブレーンストーミング用の紙を出しながら、ぽやぽや考えて行く。

 

 室内には、給仕をしてくれるメイドさんが居るんだけど、この人はブライアンに魅了?惚れて王都から来た人だったっけね。

 

 「来客があるわけでも無いので、ティーセットの用意してもらったら自分でやるので、庭先にある猫別邸でブライアンと遊んできていいですよー」

 

 「有難うございます。そうしましたら冷たい飲み物をご用意させていただき、お言葉に甘えさせていただきますね」

 

 「はーい、お願いします」

 

 僕は貴族じゃないので、こうして気楽に業務をしてもらうと楽。というかそういう風に、折に付けて話をしていたので楽だ。かしこみかしこみ申されても、息苦しいしね。

 

 

 

 さてさて、脱線はこれ位にして今後の事だよね。

 

 生活の基本は、なんとなく出来た気もするし。今後なにか目標もっていこうかなぁ。

 

 まずは、現状把握か敵を知る前に己を知らなきゃね。ってことでステータス周りの把握。ってことで

 

-----------

[氏名]ウェルギリウス

[レベル]28

[STR]200

[VIT]200

[AGI]200

[DEX]200

[LUK]200

[CAR] 50:善

ステータスポイント:56

[スキル]

魔法Lv5_魔法操作Lv5_鑑定Lv5_回復Lv5_錬金Lv5_工作Lv5_描画Lv5_剣道Lv5_歌Lv5_料理Lv5_編纂Lv5

[パーソナルスキル]

生生世世_意思疎通_ステータス操作_アイテムボックス

[称号]

神足_頑強_器用_怪力_天運_統括神の加護、七大神の加護

-----------

 

 最近、色んなことをしたから、ちょこちょこスキル生えてたんだよね。

 

 王様の所で騒動が起きて一段落してのくだりが終わった所で、どうもここの異世界部分って言うかファンタジー部分への興味が薄れた気がする。

 

 端的に言うと、チートの創造魔法貰いました。魔力は無限です。ステ振り自由です。

 

 って感じだもんな。他の人は自己魔力を対価にするから精神的疲労やひどい時には精神崩壊があるらしいね。もしかしたら魔力って霊力だったり神力とか言われる魂の力的なものなのかもね。

 

 つきつめれば解明するんだろうけど、知ったら面倒になるだろう。無限に使っていいよって言われたので深追いしないでおくことにした。好奇心は猫をなんちゃらなのだよ。

 

 で、後はスキルまわりかぁ、まあスキルなんて結果の表示だから、スキルの有無に強く拘ってもいいことないと思うけどね。

 

 まあ、とりあえずステータスに乗ってるものを「単体」で簡単な言葉にすると。

 

 魔法Lv5_魔法操作Lv5

 ・好きに魔法使えます。

 

 鑑定Lv5

 ・目の前に存在するものが何か分かります。

 

 回復Lv5

 ・傷や怪我や病気を治せます。

 

 錬金Lv5

 ・薬や小物作れます。

 

 工作Lv5

 ・罠や小道具を作れます。

 

 描画Lv5

 ・絵を描けます。

 

 剣道Lv5

 ・剣を振れます。

 

 歌Lv5

 ・歌を歌えます。

 

 料理Lv5

 ・料理を作れます。

 

 編纂Lv5

 ・文章まとめられます。

 

 って感じかな?とりあえずブレスト紙に適当に書き出しっと。

 

 んーなんですかね、編纂ってのが増えたね。王都の帰りとかに道具本とか料理本とかまとめたからなのかな?図書として大分発達した前世の構成ベースだもんな。図解、詳細、仕組み、基礎、応用って最低限記載すべき要素が整理された文章だもんな。

 

 こっちの世界にある高価な本たちは、物語的というか口伝による大げさなストーリー仕立てが主軸で書いてるものが多いもんね。超初期の文壇みたいなもんよね、王や権力者のお抱えで褒め讃える文の中に現実的な技術手法や慣習的行為を散文させるっていうね。ああ、ひさしぶりに脱線した。

 

 

 まあ編纂増えましたよ。上手に物事まとめられるでしょう。って事でいいや。

 

 

 元に戻って考えると、スキル群は見た感じだと、オールラウンダーだね。

 とりあえず何をしても食べて行けそうな気がする。

 

 全部のレベルがMAXまで上がってるから、腕前はすごいって事か。剣と回復あたりは少しだけ努力した気がするけど、どうにもとってつけた能力感があってしっくりこないが、ここも拘っても仕方ない。出来るから便利に使うってことにしないとね。

 

 宝の持ち腐れ?豚に真珠?猫に小判?便所の100ワット?1週間で辞める無課金ユーザーにSSRのレア武器?まあ、あるものは便利に使いますけどね!

 

 んで魔法な?これ普通は火風土水が基本で回復が出来るってのが一般だったよね。・・・多分。ここらへんの世間的な常識を知りたいから学校いきたかったのになあ。

 

 ただ火が出るだけ、水が出るだけの魔法では無いと思うし、火風土水のボールやアローの飛ばし系とかウォールやピラーの設置系みたいに、魔法技術として確立したものがあると思うんだけどなぁ。

 

 うーん学園なぁ。あの王様の妹は浅慮で、なんだか未だに好きになれないしねぇ。

 

 とりあえずブレストメモに魔法と学園どうする?諦める?って大きめに書き出しておく。

 

 あと七大神の加護ってのが増えてる、エントランスに像作ったおかげかな?

 ステータスの加算具合みると全ステータスが70増えてるね。10づつプラスって感じなのかな。ありがたいです。

 

 ふむ、こんなものかなぁ。

 

 これを踏まえて、これから何しよっかって事なんだよね。今までは5才までの保護状態から始まって世界が狭かったからなぁ。

 

 一応世界は5大陸あって、種族毎に大陸持ってるイメージみたいなので、各種族の国にも行ってみたいし、そもそも人間の国すらまだ堪能してないもんな。

 

 あちこちでブライアンと一緒に世界を歩きたい。なんて言ってるけど、当のブライアンは実はあんまり乗り気じゃないっぽいんだよね。

 

 ブライアンは、セレネ姉さんとあのメイドさんと暮らせれば満足っぽい香りがぷんぷんするんだよ。

 これもブレスト紙にブライアンとお出かけについてと書いておこう。

 

 こんなもんかな?

 

 大前提に戻ると自分に適した世界に転生して、詫びスキル大量だから好きに生きてねってのが現状なわけだから。書きだした現状と懸念だったりやりたいことをやっていきましょうかね。

 

 とりあえず、今日の所はおしまい。人生の意味は!幸せになりたい!とか頭悪い事を考えだす前にやめとこっと。そんな曖昧で不定形で漠然と良いと定義された訝しいものを求めたら破滅しちゃう純情系になっちゃうからね。

 

 そんなことより、今日おいしいごはんを食べる事に全力でも尽くすことにしますかね。

 

 そんでは父さん達の所にいって、なにかしらの一品を追加しにいこーっと。

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