◇◆◇Fourth Case「読者への挑戦状①」◇◆◇

『しょぼぼ~ん、ワンダーでぇす……(´・ω・`)』

『はぁ。楽しみにしてたイベントが直前でキャンセルされると、露骨にテンション下がるよねぇ……』

『――ま、ボクがこの愛らしいフェイスを暗くしてたら、読者のみなみなさまも、くら~い気分になっちゃうだろうからね! せっかく読んでもらうなら楽しんでもらいたいし、切り替えていきましょう!』


『というわけで、第四の事件! 推理に必要な手掛かりは、物語の中で全て提示いたしました! これより、読者への挑戦を開始させていただきます!』

『もちろんやることは、いつもの【真相】当てだよ!』

『美しい生贄の儀式、それを作り上げた【犯人】と、それを成し得た方法を当ててください!』


『今回の殺人の主題は、見立て殺人!? それともアリバイトリック!?』

『犯行可能な人物は一人としてなし! しかも殺害現場は、ゲームで見た生贄の儀式みたいになってるって寸法だ!』

『おっそろしーよね!』

『ふっふっふ……あのゲームだと蜘蛛の神様ってなってたけど、たぶん作者の間違いだよね? ここにいるのは犬の魔王様だもんね! 蜘蛛の神様ならぬ犬の魔王様は【犯人】を見守っていますよ……ってね! あはははははははは!』


『それじゃあ早速、この事件の推理に当たっての前提事項を言わせてもらいますか!』

『はい、ドーン!』






・この物語において、空鞠 彼方は信頼できる語り手である。彼女が幻覚を見ている/見せられている、あるいは二重人格であるといった可能性は存在しない。


・【犯人】がいるとするならば、それは「登場人物紹介」のページに名前が含まれている人物である。ただし、ワンダーは【犯人】ではない。ワンダーに従う魔物が魔法少女を攻撃したということもまたあり得ない。


・物語内に描写のない物体や現象、科学技術、魔法が事件に用いられてはいない。


・魔法少女やスウィーツ、魔物、魔王が持つ特殊能力を除き、物語の世界の物理法則は現実の世界と同一とする。また、ワンダーの課した制約は絶対であり、魔法少女は固有魔法以外の能力を用いることができない。


・物語内で語られた魔法のルールや法則に関して、明確な矛盾点がない限り、嘘や間違いは含まれていない。これはChapter4での発言に限った話ではない。


・作中で推定された、被害者の殺害、儀式の間へのガソリンの散布、糸を用いた罠の設置、浴場へのガソリンの散布に要する時間は正しいものとする。


・アリバイに関して二人以上が共同で偽証していることはない。


・用意されたガソリンはスライムを配合した特別品なので、静電気等の要因により自然に引火することはない。






『はい、以上となります!』

『今回は原点回帰! 前提事項はだいたいChapter1からコピペ――ゲフンゲフン。えっと、使い回し……じゃなくて……』

『そ、そう! リユース! リユースしました!』

『これからは環境に優しくする時代だからね! ついでに、説明役に優しくしてもバチは当たらないんじゃないかな、うん!』


『というわけで。これもいつも通りながら、偉ぶってる作者のありがたくないお話です! いらない!』

『あーでも、なんか今回は、この事件だけのがあるとかなんとか。なんだろうね?』






・この挑戦状のタイトルを見ていただければわかる通り、これは挑戦状①です。Fourth Caseは二段階方式の挑戦状を採用しております。

挑戦状①は今までと同じ【真相】当てです。対して挑戦状②は、現時点では内容を明かすことのできないイレギュラーな挑戦状です。敢えて言うならば、【真相】のを当てていただきます。

当然ながら、この挑戦状①の時点で既に、この事件の【真相】は推理可能です。

また、挑戦状②――【真相】のその先も、難易度は高いですが現時点で推理可能となっています。

改めて挑戦状②に到達する前にも、本編中でいくつかの手がかりをお教えしますが、現時点で解き明かした方がいらっしゃいましたら、その時は作者の完敗です。惜しみない称賛と尊敬の念を捧げます。

【真相】だけでなく、是非、【真相】のその先に挑んでいただければ嬉しいです。

【真相】のその先に挑むための鍵を提示しておきますと、この事件の【犯人】がとったの行動が取っ掛かりです。これはアリバイとして証言され、記録されている情報です。


・固有魔法や魔法に関するルールについて重要な点は物語の中で示しましたが、質問があれば受け付けます。また、魔法に関する質問でなくとも、わかりにくい箇所があればご連絡ください。その場合、「読者への挑戦状」ではなく、各話の感想欄(小説家になろう)、あるいは応援コメント(カクヨム)に質問をお書きください。TwitterのDMも解放しているので、もし何か不都合があればそちらからの連絡もどうぞ。


・今回も、ヒントは次のページに掲載しています。なお今回のヒントは、【真相】に関するもののみです。【真相】のその先に関するヒントは、挑戦状②と共に発表いたします。

ヒントの活用一切ナシの読者の推理は、この『Fourth Case 「読者への挑戦状①」』の感想欄(小説家になろう)、または応援コメント(カクヨム)に投稿していただくようお願いします。

ヒントを活用して解答される読者様は、次のページ、『Fourth Case「ヒント①」』の感想欄(小説家になろう)、または応援コメント(カクヨム)に投稿していただくようお願いします。

ヒントを活用したにもかかわらず、嘘をついてこのページに推理を書き込むようなことは――自身の良識と矜持に相談して判断してください。

前回と同じく、最初にヒント無しで挑んで失敗したとしても、ヒント有りで再び解答してもらって構いません。

また、これはどちらのページにも言えることですが、推理を投稿する方は、なるべく他人の推理を見ないようにしておいた方が楽しめるかもしれません。他人の推理を見たくない場合、書き込まれる際は誤って見えてしまう可能性があるのでご注意ください。






『はい、以上! ……なんだけど』

『え、【真相】のその先って何? ボク、そんな予定聞いてないんだけど?』

『ちょっと? おいこら、作者? 報連相くらいしっかりやってよ! ボク、ゲームマスターだよ? ゲームの全部を把握してないとダメな立場なんだからさぁ!』


『――まあ、ダメ作者への説教は後でやっておくよ』

『読者のみなみなさまはいつも通り、【真相】を当ててくれればいいからね!』


『今回の謎はまあ、うん。普通に解けるんじゃないかな?』

『ヒントも要らないと思うんだけど、でも、ワンダー様のヒントがなければ人気が稼げないんですぅ、とか作者が泣きついてくるからさ! しょうがない、ボクが一肌脱いでやろうじゃないか!』

『ぬいぐるみだから、肌脱いだら綿しか残らないけど! あははははははは!』


『じゃあ、ここからこの場所は、ヒント無しで謎を解かんとする名探偵の居場所だよ』

『致命的な矛盾を打ち破って、不可能を超えて――【真相】を暴いてね?』


『この生贄の儀式が楽しいものになることを祈ってるよ』

『せめて、ボクを失望させたあの馬鹿の死が、愉快なものになりますよう』

『あはっ、あはは、あはははははははははは!』

『せいぜい、下手打ったのを地獄で後悔するといいよ! ボクの期待を裏切った報いだ!』


『ではでは――推理、スタート!』

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