魔法設定 その2


■魔法基礎理論■


【魔力密度】


魔力そのものの圧縮密度の事を指す、周辺圧力とも言い。魔法力の圧縮に置いて形成された形状の密度を指す。

氷結の密度や爆破系の圧縮力に関わる。戦技にでは対魔法防御性、魔剣の切れ味に関わる。




【魔力放出】


魔力の放出度を示す、周辺放出とも言い、魔法力の放出された拡散度や威力を指す。

炎の範囲や、爆発系の放出(圧縮との比例で増倍する)。

戦技では移動系の加速力、反動、身体の姿勢制御にも使われる。



【魔力無属性安定】


魔力には放熱と冷却の力場に働く、これを限りなく0に出来る状態の能力を指す。

無属性自体魔脈内では当たり前だが、外生的魔法と言う状態では維持する事が難しい。

放出量が大きければ安定できるが、もちろんその分容量は無駄になる。

それ故に、人為的な訓練を必要とする要素が大きく。肝心な部分となる。

ただ世間的にそういう認知度が低い。


水10ガロンレベルが一般的な魔導師レベル

(このレベルだと実戦レベルでは使えず、大半は炎か氷系の魔法へと転化させる。)

角砂糖一個分レベルの容量で一般レベル。

ネイアは角砂糖半分を維持。ミスティは角砂糖、四分の一レベル。

因みにレージは塩一粒で維持できる。



【魔力瞬発】


魔力の瞬間的な威力。一気に対象への伝播力。

圧縮し密度を高め、放出と言うプロセスを一連の動作によってスムーズに行えるか。

拳打で行うのは魔力のタメから形成し放出。

この工程が魔法の行使と合致する為である。




■魔法形状維持理論■


【形状化】第1段階


炎や氷は形成は放出からタメの際に魔力を放出し、その圧縮(氷結)や放出(炎)を形成させる。


【再圧縮化】第2段階

もう一段階その形状化後に魔力で圧縮し密度を高める事ができ。段階的にシフトする。

この場合は爆発、凍結などが主。


【無属性維持化】第3段階

この状態は形状化から再形状化した状態を維持させる。この際は無属性で維持させる事で、形状維持化する。

自身の意思で、誘爆や起爆を起こす事ができるアドバンテージがあり策が広がって居る。



【雷撃化】

雷撃と言う系統は、圧縮と解放を高瞬発力で繰り返す状態。一番不完全であり燃費を食う魔法。

魔力の圧縮と放出を瞬発的に行いその揺れ幅を徐々に広げ、その瞬発力を高めていく。そのこう瞬発状態を継続維持した状態で再圧縮化し放出する。常に形状変化し高瞬発力する魔力形状が雷であり、三つの属性の中で不安定で難易度の高い魔法である。


魔力の消費、維持に持っていかれる背景はそう言ったところにある。並の魔脈ではぶっ倒れるか自爆するのがオチ。



■回復魔法理論■


【回復魔法】


無属性で、相手の魔脈を干渉し痛みを鎮静化させる。次に、魔脈点を刺激し細胞を活性化させる。この際は魔力を流す側から得て細胞を増やす。基本は沈痛や苦痛を紛らわすレベルに留める。


【魔脈点】


魔力の出入り口。

魔脈のツボと言えば良い。本来は魔力の出口、要は放出口。逆に魔力を注入する場所でもある。脳に多いのは、ダイレクトに意識を伝える為に振動や圧縮を介してコントロールする為。


【混乱、催眠、昏倒、麻痺など】


魔脈点を介し、身体への悪影響を与える。混乱は記憶のフラッシュバック。催眠は脳への鎮静化。昏倒は強烈な魔力へのシャットダウン。麻痺は内部から魔脈を機能停止させる。(魔脈点を刺激するのではなく魔脈点へ、魔力を駆使して内部を弄ると言うのが正しい。)

いずれも医療魔法でも使われるが、昨今では情報が無く廃れている。



■飛行魔法理論■


魔法として飛行する理論基本三種類に分かれる。

能力としてはかなり格差があり、使い手の戦闘スタイルは無意識に決まっていく。

その為未開拓な分野でもある。


【外生的魔法型】


一般的に外部へ無属性で放出し維持する方法。

魔力で一定の障壁魔法を形成、挙動の際は推進部へは密度を濃く。その反対は薄くする。移動系戦技で使われ、強力な推進力を得る。

直線的な挙動が特徴で、小回りが利かないタイプ。

突貫力がある反面、カウンターをもらいやすい欠点がある。

それに代わるほど強力な近接へ持ち込め易い。



【内生的魔法型】


内部の魔脈から、各部位に力場を形成し飛行する方法。

大体は体の部位に力場障壁形成する。

外部の魔力の密度は全体的に薄いがダイレクトな挙動が可能。

ただ、速度は遅く【外生型】と比べて瞬発力は無い。燃費が良く継続性が高い。

その分強力な魔法も展開できるのが強み。




【両立的魔法型】


内性的魔法型と外生的魔法型を併せ持つタイプ。

基本は内生型飛行で維持。

ピンポイントに瞬間的に力場を形成し急加速をする。

推進力は高く、緩急の色濃い非常に特徴的。

その為、トリッキーさがウリで、使い手からしたら慣れるまでは戸惑ったりする。




《ミスティアが飛行魔法が使えた理由》

元々ミスティア自身は莫大な魔力を持っていたが、誕生時の環境面、ジーベルの洗脳魔法によって。魔脈が異常なほどの不安定だった。

それ故に雷魔法が使えたのだが、学校内で魔力安定の鍛錬を受け。

元来の能力でメキメキとモノにしていった、五星魔眼の特性でもあったが。


メンタリティと共に無属性安定化に伴い、ジーベルの洗脳魔法を自らの魔力で脱した(ジーベル自身の魔力も乏しい事があって完全に払拭している)

飛行魔法を行使できたのは高出力&安定化による無属性維持力が飛躍し。無意識に、内生型飛行を繰り出す事ができた。

本人は無属性形成からの形状魔法をさらに効率よく出す為に自身で編み出している。アドリブによる感性で編み出している。

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