第9話 騎士の発言
8 騎士の発言
我は騎士なり。
市民を人狼から守る者なり。
皆の者、私がいる限り安心だ。
たしかに今までの話を聞いた限り、親族の話は正しいと思われる。従って、親族はシロだ。わたしが守ってやろう。
というのも、親族だけではなく、老人ホームの人も親族に近い考えを持っているからだ。親族におかしいところがあったら、さすがに連絡するだろう。しかし、それがない。もちろん、親族とグルという考えもあるが、可能性としては低いと思われる。または、嘘つきだけどある程度は親族の本当の意見に合わせている可能性もある。それだとタチが悪くて嘘つきかの判別ができないが、とりあえずは様子見で行こうと思う。一応はシロとして見ていこうと思う。
近所の住人である依頼主と霊媒師よ。この2人は怪しい。
特に霊媒師、お主はいったい何なんだ?本当に霊媒師なのか?そう名乗っているだけの偽物ではないのか?仮に本物の霊媒師だとしても、わたしはそういうオカルトなものは信じない質なのである。したがって、初めから疑っていたぞ。そして、お主のその発言、明らかに親族と食い違っているではないか。どういうことか説明しろ。さもなくば、こちらにもそれなりの対応があるぞ。
そして、依頼主よ。お主もおかしい。そもそも、近所の人だからといって他の家族の問題に首を突っ込むことはやめたほうがいいだろ。どうしてそんなことをするのだ?逆にあ主のことが怪しく感じるそ。お主こそがあれではないのか、なにか悪いことを老人にしたのではないのか?それを怪しまれないようにするために、家族を怪しいと言い始めたのではないのか?もしそうだとするならば、わたしはお主をことも敵だと思って対応することになるが、それでもいいのか?
そして、猫。これに関したらどうしたらいいのだ?どうして猫にも聞いたのかがわたしには判断がつかない。もしかしたら、なにか重大なことをこの猫が握っているのか?一体どうしたらいいのだ?
とりあえずだ、わたしは親族以外は怪しいと思っている。
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