4行で終わる話

sato

第1話 平和の終わり

こっそりと人を銃で撃つのが好きな、頭の良い気狂いがいた。


気狂いは兵士となり、自国と敵国の国境警備隊に入隊した。


国同士は常に冷戦状態だったが、自国の子供と相手国の兵士は国境越しに仲良くしていた。


気狂いは子供と兵士の両方を撃ち殺し、「我が国の子供を相手国の兵士が撃ち殺したので、報復した」と上司に報告した。

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