こわいひと。
よこはらなづき
第1話 入学式にて
市内でも有名な進学校。しかし、そこに集まるのは個性的な人間ばかりである。入学式では、校長がお辞儀をした瞬間にヅラが落ちて、会場内の笑いを誘った。そして、それを嫌な顔もせずおどけてみせる校長も校長だと思う。
そんなことを考えながら、パイプ椅子に座り続ける女川夏鈴(めがわかりん)は、あくびをしていた。それすらも咎められない学校は相当緩いのだろうと思い、ちょっとパイプ椅子の背もたれに体重をかけると、ギシギシ音をたてた。
特に咎められないまま、そのまま時間が過ぎていく。
酷く長く感じた入学式が終わると、全員がぞろぞろと教室に向かう。その途中で多くの人が、いつのまにか新しく作った友達や、もともとの友達でグループを作っていた。グループで作られたその波についていけなかった夏鈴は、他人の塊の後ろについていく。夏鈴は慣れない制服のスカートに歩きづらさを感じながら、慣れない上履きで慣れない廊下を歩く。
それだけで十分大変なことなのに、夏鈴にとってはさらに鬱なことがあった。夏鈴は市外の中学から来たため、同じ中学の人は一人もいなかった。そのため、友達を一から作らなくてはいけない夏鈴は、緊張によって足が上手く動かなかった。
なるべく自然に歩いているようにしていると、先生が忙しそうに式場の方へ走って行く。なんなのかと思いながらも、波についていく方が必死だった。
誰よりも遅めに歩いていたせいか、気付いたら後ろにいた人たちは夏鈴の前にいた。その背中を見ると、自分だけ置いていかれていくような気がして、足を速めようとした瞬間だった。足を思いっきり絡ましてしまい、転んでしまった。持っていた荷物を床に落とす。それに振り返る人はいても、止まることはなかった。
立ち上がろうとしたとき、夏鈴は右足首に強い痛みを感じる。なお立ち上がろうとするが痛みが邪魔をして上手く立てなかった。先に行ってしまった人たちはすでに見えなくなっており、先生も周りにはいなかった。
声を出して誰か呼ぼうにしても、教室が近くにない、人の気配の消えた廊下は虚空に消えてしまう。その声の響きも消え去ってから、夏鈴は深いため息をついた。
「幸先不安だな」
思わずそう呟いてしまった。右足首を押さえながら立てずにうずくまっていると、チャイムの音が鳴った。初日からクラスに遅れるなど絶対にしたくないことランキング一位だったことを夏鈴はしてしまった。このまま、誰かに気付かれるまで廊下にいようか考えていたが、さすがにそうとはいかず、這って人のいる所へ移動しようと思った。這ってみると、スカートがこすれて、早速汚れ始めてしまった。そんな夏鈴が深いため息を吐いたとき、足音が聞こえて肩を震わせた。
夏鈴は半分安心と半分警戒を含めたまま足音が聞こえる方を見続ける。
どうやら廊下の突き当りの曲がり角から聞こえているようだ。じっとそこを見ていると人影が見えた。人影が見えてから人が見えるまでに時間はかからなかった。曲がり角から出てきた人は、制服は新入生のもので間違いはなかった。
しかし、夏鈴はその人を一瞬幽霊だと思ってしまい、小さく「ひっ」と声を漏らしてしまった。
スタイルこそはいいものの、真っ黒な黒髪と、長い前髪の間から覗く異様に鋭い三白眼により、日本のホラー映画級の見た目に驚いた。
しかし、夏鈴が驚いたことが悲しかったのか、その人は慌てて曲がり角から覗くように隠れてしまう。
「え?あ、ごめんなさい」
夏鈴は慌てて謝ると、その人はちょっと遠慮しながら夏鈴に近付き、荷物を床に置いて、立膝で夏鈴の前に座った。
「大丈夫…?」
か細くながら、他人を刺せそうな声色で、夏鈴に訊ねる。
「いや、あの。足ひねっちゃったみたいで」
夏鈴は少し怖がりながらそう答えると、その人(男子)は夏鈴が押さえる足を見つめると、すぐに夏鈴を見た。一瞬前髪が持ち上がり、男子の瞳があらわになった。やっぱり鋭くて他人を殺せるほどだった。
「保健室、行ける?」
男子はそう言って、迷わず夏鈴と自分の荷物を持って立ち上がった。夏鈴はつられて立ち上がろうとしたが、痛みで立てずに首を振る。その様子を確認すると、男子は迷わずに手を差し出した。夏鈴は異性と手をつなぐことを考えてしまい、ちょっとためらったが、優しさを無視するわけには行かず、男子の手を掴んだ。見た目とは裏腹に温かく力強い手をしていた。
男子と壁の支えを利用してやっと夏鈴は立つことができると、歩こうとする。しかし、痛みが邪魔をするせいでゆっくりとしか歩けない。それでも、男子はつないだ手を放すことなく、ずっと引いていく。
「あ、の。ありがとうございます」
「いえ…」
夏鈴はそう感謝したが、男子は全く素っ気ない反応をした。
変に長く、でも短く感じた保健室までの道のりは男子とのちょっと素っ気ない会話をしながらだった。保健室に男子リードで入ると、保健室の先生が男子の顔を見て一瞬驚いた顔を見せたが、すぐに元の笑顔に戻る。
「新入生さん?どうしたの?」
「この人が、捻挫したみたいです」
男子は平然と保健室の先生と受け答えをすると、先生に助けられながら夏鈴が保健室の椅子の上に座ったのを確認し、夏鈴の荷物を置いて保健室から出ようとした。夏鈴は校門をくぐるのと同じくらいの勇気をもって慌てて訊ねた。
「あ、私、女川夏鈴って言うんだけど、あなたの、名前…」
男子は首だけ夏鈴の方を向いて答える。
「洞野恐矢(ほらのきょうや)」
そして、首を前に向けてそのまま保健室を出ていった。
廊下を歩きながら、洞野はさっき保健室へ連れていった女子のことを考えていた。
(可愛い、人だったな)
洞野は熱くなる頬を袖で隠しながら、顔に力を入れて鋭い目をさらに鋭くしながら歩く。すると、向かいから先生が来て、先生は派手に驚いた。
「おい、なんだよそんな睨むことあるか?」
「いえ、別に」
「確か、お前は…洞野でいいか?」
「はい」
「えっと、女川は知ってるか?」
「今保健室です」
「ああ、なるほどな。自己紹介の時間だったんだが、二人もいないから焦ったぞ」
「二人もいない」という言葉に洞野は悟る。
(女川さんと同じクラスだ)
思わず笑みがこぼれたが慌てて取り繕う。
「とりあえず、教室に向かえよ。俺は女川のもとにいくから」
担任はさっき洞野が来た方向に向かって歩いていく。担任が角を曲がった瞬間、洞野の頬は見事に緩む。しばらく緩んだままにしていたが、廊下で一人ニヤニヤしている情景を考えると慌てて頬をしめた。
そして、先ほど繋いだ手を見て決意する。
「友達、作る…!」
小さく拳を作った。
夏鈴は保健室の椅子の上で、先ほど助けてくれた洞野という人物を思い浮かべた。
洞野はどうみても新入生だったが、なぜかチャイムが鳴った後に夏鈴の前に現れた。いまいち理由は分からないものの、ナイスタイミングだったのはゆるぎない。登場は本当にホラーだったが、中身はそうではなさそうだ。
しばらく考えていると、包帯を巻きながら保健室の先生が話しかける。
「女川さん、足の痛みは大丈夫?」
洞野とは違う、柔らかい声。
「は、はい。ありがとうございます」
「入学して早々に怪我なんて、大変だね」
「わ、わたしの不注意なんで」
「緊張してたんでしょ?勉強とか、人間関係とか」
図星を突かれた夏鈴は、思わず先生から目を反らした。先生はその様子に気付き、笑った。
「そういうものなのよ、大体は。さっきの男の子もそうじゃないかしら」
「そうですか…」
夏鈴にとっては、洞野は孤高を貫く人に見えた。一人を好み、誰かを近づけない。きっと自分を助けたのも、ただいたから助けただけ、それだけだと考える。保健室の先生は、心を読むことができると言うが、夏鈴はそのことを疑った。
「で、どうする?もうそろそろ下校時刻だけど、このままここにいる?」
先生はそう聞いた瞬間、保健室の扉が開いた。少しびっくりした。そこにいたのは、昭和の熱血教師風の先生だ。どうやら担任らしい。
「女川だよな?体調か?」
「いえ、伊藤先生、足を捻挫したみたい」
保健室の先生と、伊藤と呼ばれた担任は会話を続ける。会話の中に夏鈴は入っていくことができず、椅子の上で待つことしかできなかった。
さっきも言った事が夏鈴の頭の中をよぎる。「幸先不安だな」。
二人が会話をしている途中でチャイムがなった。担任は慌てて出口へ向かうと、夏鈴の方を向いて言った。
「とりあえず、今日はこれで帰宅だから、部活動見学とかはしていいけど。足、無理するなよ」
「あ、え、はい」
夏鈴が返事したのを確認して、担任は走って出ていった。担任が出ていったと同時に保健の先生も立ち上がる。
「あの、女川さん。申し訳ないけど、私も用事があるの。鍵は閉めなくていいから、足に気を付けて帰ってね」
「は、い。ありがとうございました」
先生は笑顔で出ていくと、保健室は夏鈴一人になった。
保健室と教室の棟は違うために、保健室の前を生徒が通ることはなく、たまに先生が通る程度で、静かだった。一人の心細さに夏鈴は椅子の上で膝を抱えた。
「高校こそ、って思ったのに」
夏鈴は、中学時代でも内気で上手く友達ができなかった。市外の高校を選んだのは希望に沿ったものがあったからでもあるが、同じ中学の人と同じところに行きたくない感情もあったからである。でも、入学式で楽しそうに話している様子を見た時、それの感情を恨んだ。
「また、一人…?」
目の前が少し霞んだ。
しかし、その心細さを覆い隠すように、足音がした。この足音を聞くのは二回目だった。慌てて指先で目元を拭う。
開いた扉からひょこっと出てきた時、やっぱり怖くてびっくりしてしまった。
「ひゃっ!?ほ、洞野くん…?」
「足、平気?」
「足…?処置してもらったから、今は…」
そう言ってすぐに、ため口で話してしまったことにミスを感じた。
「あ、ごめんなさ、ため口で…」
「いいよ。ため口の方が、いい」
そう真顔で言われて、夏鈴は何言われたのか分からなかった。意味をやっと理解すると頬が少し熱くなった。
「どうやって帰るつもり?」
「…え?」
洞野は、さりげなく夏鈴の近くに椅子を持ってきて座る。夏鈴は帰り方について考えた。こうなるとは思ってなかったため、独り暮らしの自分は電車で来た。こんな状態では電車どころか、そこまでの道のりは無理な話だ。親を呼ぼうにも、きっと仕事中だろう。
「……これじゃ、無理、かな」
「……」
夏鈴はそう答えると、洞野はちょっと考える。すぐに携帯を取り出して電話をした。しばらく話をした後、電話を切って夏鈴の方を見る。
「タクシー呼んだ」
「………え!?そんな、お金持って無いよ」
「いい、持ってる」
「それは…!申し訳なさすぎるよ」
「無理して歩いて、悪化させる方がよくない」
遠慮する夏鈴に淡々と答える洞野。
「とりあえず、校門の前に呼んだ。そこまでは歩ける?」
そして、自分の荷物と夏鈴の荷物を持って立ち上がり、手を差し出した。夏鈴は少し手を出すことを迷っていると、洞野は無言で夏鈴の手を掴む。その様子はまるで、幽霊に手を掴まれたようで夏鈴は一瞬怖くなった。しかし、手はちゃんと温かくて、そっと立ち上がらせてくれるのは、ちゃんとした人間だった。
やっぱりゆっくり歩くことになる夏鈴を、洞野は困った顔も面倒くさそうな顔もせず、ただ真顔で一緒に歩いていく。
「そういえば、部活は」
「あ、うん。今の状態じゃ、行けないかなって」
「それがいい。帰ったら安静にして」
「わか、った」
鋭い声と喋り方のせいで、脅しているように聞こえてしまうけど、ちゃんと夏鈴のことを心配していることは、夏鈴自身はちゃんと気付いた。言葉だけでなく、洞野の行動も全て優しさを端々に感じられた。さりげなく荷物を持ち、ずっと手を引いて、壁際を歩けるように動く。
しばらく手を引かれた後、昇降口にやってくる。洞野は夏鈴の出席番号のロッカーの棚を開け、靴を取り出して置く。洞野は夏鈴の足元を見る。夏鈴は、上履きのことを気にしているのだと気付いた。しかし、少し迷った。洞野は少し首を傾げる。
すぐに、洞野は自身の荷物を探り、タオルを取り出してから、床に敷いた。
「あ、ありがと…」
夏鈴は少し遠慮しながらタオルのあるところに座ると、上履きを脱いだ。夏鈴の上履きをすぐに取り上げると、ロッカーに入れて閉めた。そしてすぐに夏鈴に手を差し出す。
夏鈴はすぐには手を取らなかった。思わず顔を下に向けた。視線の先には丁寧に巻かれた包帯があった。手を取れなくなったのは、今までの自身の行動と、洞野の行動を思い返してしまったからだ。
「……どうしたの」
「いや、だって。洞野くんの迷惑ばかりかけて…」
「なんで?」
「あの、ごめんね。どんくさいから、嫌われるよね。初日で迷惑ばかりかけて」
夏鈴は膝を抱え込んで膝の間に顔を埋める。洞野は真顔でそれを眺めている。
「ほんとに、ごめんなさい」
「……」
「いいよ、先に行って。タクシー代も、私が何とかするから…。だから、もう…いい…帰って…」
「………なんで?」
「……いや、もう、いいから…。なんでとか…いいから…。私は…、のろまだし…、内気だし…、だから」
「そんなこと、言った覚えはないけど」
「思ってる…でしょ?のろま…だって」
「思って無い、一切。これからも思う気もないし」
「どう…して?」
「どうして?迷惑だと思わないことに理由は要るの?」
「そうだけど…」
「じゃいいでしょ。かけてもいい迷惑があるのも覚えておいたほうがいい」
夏鈴は涙でぼやけた視界で洞野を見る。瞬きをすると、洞野が少し口端を上げていることに気付いた。初めて洞野の表情が変わったのを見た。
「……うん」
夏鈴は指で目元を拭うと、洞野は何も言わずハンカチを差し出した。夏鈴はそれを受け取って、使った。そして、拭っていない手で洞野の手を取る。洞野は優しく夏鈴を引き上げる。ふらつきながら夏鈴は立ち上がると、洞野の手を少し強く握った。初めて信用できるような人を失くしたくなかった。洞野は何も言わなかった。
校門にはすでにタクシーが止まっていた。ドアが自動で開くと、夏鈴の荷物を奥に置いてから夏鈴を座らせた。そして、すぐに運転手に一万円札をすぐに渡す。
「行き先は自分で言って」
「お金は…」
「おつりは返さなくていいよ」
そう言って、洞野はタクシーから離れた。すぐにドアが閉まると、運転手に訊ねた。
「窓、開けていいですか?」
「いいですよ」
快く運転手が答えると、すぐに窓を開ける。
「あの、本当にありがとう」
「別に」
「ねえ、こんなこと言うの、変かもしれないけど…」
「何?」
「とも、だちに、なってくれ…ますか?」
夏鈴は勇気を振り絞って伝えた。洞野はその問いに顔を背けた。前髪で目元は見えず、夏鈴からは横顔しか見えなかった。表情は見えなかった。
「………いいよ」
夏鈴は少し、表情が見えなかったことに、嫌だったのではないかと思ってしまったが、友達ができたことの喜びの方が強かったからだ。
小さくガッツポーズをすると、運転手に行き先を聞かれて慌てて答えた。
走り去るタクシーの後ろ姿を眺めながら、洞野の心は踊り続けていた。
友達ができた事と、その相手が夏鈴だった事が、洞野の喜びの原因だった。
もちろん、初めて見たときはあまりにも驚いた。普通に廊下を歩いていると、不審者だと勘違いされ、相談室に連れていかれた。ちゃんと弁明し生徒確認もできたことにより、解放されたが、授業はほぼ遅れる事は確定していた。少し憂鬱な気持ちで曲がり角を曲がると、女子が倒れていた。あまりにもびっくりしたが、相手に驚かれてしまい、申し訳なさが勝ってしまった。でも、ちゃんと見ると足が少し腫れていたことに気付いて、すぐに近寄った。
近くに行くと、その人はおとなしいショートカットの可愛い人なのだと気付いた。もちろん助けた理由はそんなものではなかったが、俗に言う一目惚れを洞野はしたのである。
洞野は夏鈴を保健室に届けた後に、もう一度保健室に向かってみようと決意した。
そのまま教室に入ると、席を離れてグループを作り始めていた。全員が洞野の方を見ると、小さく悲鳴を上げるクラスメイトもいた。洞野は自分の席を探し、そこに荷物を置くとすぐに周りから人が消えた。
友達を欲しがるのは誰もが持つ感情のこと、しかし、洞野は誰かに話しかけようとしても、人は怖がって逃げてしまった。洞野は何も言えずに、一人で教室内の時間を過ごす。そして放課後になるとすぐに保健室へ駆け出していた。
そして扉を開けると、やはり夏鈴には驚かれた。それでも、夏鈴は一切逃げるつもりもなさそうで、洞野は少し安心した。
そのあとはさっきあったようなことであった。突然目の前で泣いてしまった事には本当に驚いてしまった。
しかし、洞野は少し考えてしまった。
「一万円で、足りたかな」
それだけがどうしても気になってしまった。
夏鈴は、車窓から見える都会の街並みをぼうっと眺めながら、洞野のことを考えていた。初対面の相手にタクシーを呼び、自腹を切った上におつりを返さなくていいなど、簡単に言えるものではない。
見た目は怖すぎても、中身はそうではなかった。
流石に申し訳なさすぎるため、おつりはもちろん返すつもりだった。残りの分はどう返せばいいのかを考えていると、タクシーの運転手は声を掛けた。
慌てて荷物を掴んでドアを出ると、足に痛みが走った。しかし、しばらくタクシーで座っていたからさきほどよりは痛みが引いていた。おつりをもらって小さな小物入れに入れてから、タクシーから出た。タクシーを見送ると、少し足を引きずりながら、自分の住むマンションに入る。こういう時エレベーターがないのはきつい話だけど、ちょうど一階で助かったと思う夏鈴だった。
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