カイのうみ生活

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カイのうみ生活

「うーみ、うーみ、うーみへわたしは今日もいくのです〜」

小学1年生の女の子、穂高ほだかカイは高らかに元気な声で海に向かっていた。

「あ、かいちゃーんおはよ〜」

「かいちゃん!今日も元気だね!」

「お、かいちゃん!今日は何して遊ぶんだい?」

カイは地元では人気な女の子だった。

「おはよーございますです」

「どうもーです〜」

「お砂でお城作るの〜です」

カイは必ず敬語を忘れない、海の父の子であり都会の母の子であるカイは和洋折衷のように自然と都会のマナーで育てられていた。


「うみ〜つきました」

カイはサンダルを脱いで砂浜に素足を置くと、砂の熱さがじんわり伝わってくる。

「おおお、今日もすなはまはお日様のあったかさをきゅーしゅーしてるんですね〜」

カイはそのまま海に近づいてキョロキョロ周りを見渡し座って持ってきたスコップで砂遊びを始めた。

「今日はしっかり作ります、おしろ!」

そう言ってカイの今日の海生活は始まった。

カイは海の子、海が大好きなのだ。

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