第2話 paradox
私は夢魔(ムーマ)。
地球上のありとあらゆるものを超越した存在。
私には矛盾というものがない。
私は空間を歪めた時に発生する圧力を利用して物質の強度を強くする技術を発明した。
原子内の圧力を調整する事で空間を歪め、人工的に重力を作る技術、原子内の圧力をコントロールすることで物質を思いのままに圧縮する技術を確立した。
私はありとあらゆる原子の秩序をコントロールできるようになった。
もちろん、ありとあらゆる物質の充填率も意のままに操れるようになった。
全ては意のままだ。
原子核を操作することで空間を自由自在に操れるようになった。
空間を操ることで遠近はなくなった。
遠近という概念は消滅した。
私は全てを操れるようになった。
しかし、宇宙の総量を調整することができない。
原子、電気がどうやってできたのかということが解らない。
私は時間を戻すことができない。
時間は戻ることなく進んで行く。
それが時間なのだ。
時間の消滅、それは宇宙そのものの消滅を意味する。
私は衝撃の事実に出くわした。
未来そのものを超えた存在が現れた。
さらに、そいつは未来そのものを創造する能力を持っている。
ツバサという人物が現れて、全てがおかしくなった。
彼女は全ての宇宙に影響を与えた。
矛盾している!
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