武道の学校

武道の学校に入ることになった。

教室に入るとすでに授業を行なっているようだったが、私の席はなかった。また、席が前の方に集中していてスペースの無駄使いだ。自分の席を作りがてら、席の配置し直しを行う。

きちんと整列させたつもりだっが、席が余ってしまった。なぜか斜めの空白ができていたので、そこに残りの席を配置する。


自分の席で本を読んでいると、イコさんが話しかけてきた。本を読むのをやめ、「いつも活躍見てます」と言葉を返す。

イコさんはお薦めの天丼屋を教えてくれる。私は「そこ美味いですよね」と返すと、イコさんは「行ったことあったんですか」と驚いた。チェーン展開している店の話だと思っていたが、勘違いしていたのだろうか。


七人で鬼ごっこのようなゲームをする。鬼は四人、逃げる側は三人だが、誰が逃げる側だかはわからない。変則的な人狼ゲームだった。

ゲーム内には武器がいろいろ落ちており、鬼側は使うことができる。巨大な腕やミサイルを打つこともでき、派手なアクションでNPCを蹴散らしながらキャッキャッと喜んでいた。

気づくと、逃げる側はあと一人になっていた。しかし、制限時間は二分を切っている。私たちは急いで残りの逃げる側を見つけようと散り散りになる。

コンビニに入っていくのび太を見つけた。「見つけた! 見つけた!」と大声を出したが、仲間は近くにいない。

私は一人でコンビニに入るが、のび太は窓から逃げるところだった。どうにか自分もコンビニを出てのび太をホールドする。しかし、武器を使い切っていたため、決定打がない。

しずちゃんがいたので、「しずちゃん、のび太を殺せ!」と呼びかけるが、キョトンとしている。アニメ版のようにしずかちゃんと呼ばなくてはいけないのか。原作派であることが仇となった。


「のび太を殺せ! 殺せぇっ! 殺せええええぇぇええっ!」


目が覚めていた。

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