香具師と温水風の男

なりゆきで動画制作の手伝いをすることになった。

メンバーは自分以外に二人。

一人は香具師のようにさまざまな商売に手を出している男で、マガジンでも漫画原作を手掛けている。(バスケ漫画。意表を突いた展開にしようと着ぐるみを着た人物が出てくる)

もう一人はねずみ男のように美味しいとこを横取りしてくる男で、外見は温水洋一に似ていた。

また、彼らがスポンサーにしている社長と呼ばれる男もいる。


野外で作業していた。ストーブの横にPCを設置して動画編集を行う。

ストーブはやたらうるさい音を出していたが、急に静かになる。楽になったかと思いきや、突如、爆発した。

炎の塊が飛んでくる中、とにかくHDを確保しなくてはと、PCから外そうとする。しかし、コードは切れるようなものではなかった。

香具師が岩をぶつけることでコードを断ち切る。


マクドナルドだかミスタードーナツだかで、青と黄のマカロンのようなどら焼きを食べる。

その様子を小学校低学年くらいの親子が見ているのを確認すると、店内のモニターにマカロンのCMを流して、通販の情報を出す。先ほど死守した自分たちの作った動画だ。


香具師と温水が社長に呼び出された。毛生え薬の開発がどうなっているか尋ねるためだ。無論、毛生え薬なんてものは資金を調達するための口実に過ぎず、開発なんてしているわけがない。


香具師はジャングルジムのような形状をした器具を取り出した。その器具の下部は鋭い針金が飛び出ており、凶悪な印象を持たせる。

香具師はその針金で頭部を刺激すれば毛が生えるようになると説明した。

社長は困惑し、温水に実演するように命令する。温水は開発途中の製品をむやみに使用すべきでないと反論し、試すのならば社長がやるべきだと答えた。

社長は返事に窮し、香具師たちはその場を切り抜けた。

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