試写会場まで飛行機で行く

エヴァ劇場版の試写があるので行くことにした。

名前を伝えたが、なぜかタカデラという間違った名前になってしまった。面倒なので、そのままで入場することにした。

試写会場に着いて、タカデラと名乗ると、すんなり通された。


会場へはここから飛行機に乗っていく。

搭乗に必要なものが配られたが、風船は以前に乗った時のものがあったので断り、以前のものを取り出す。

若干、空気が抜けていたので、補充してもらおうと、係りの行列に並ぶ。すると、空気の補充はできるが免許証の提示を求められる。

名前が違うのがばれるのはまずいので、空気の補充は諦めて席に戻ることにした。


みんなが座っている席を探す。満席のため、ひとつの席の前後に分かれて二人が座っている。なんとなく見知った顔に席が空いているか尋ね、なんとか座席についた。


席は車両になっていて、ブロックごとに飛行機に乗り込めるようになっている。無線での運転は荒っぽかったが、その分、速やかに飛行機の真下まで進んだ。

このままドッキングするのだろう。子供のころに飛行機に関する絵本で見たことがある。

しかし、車両はなかなかドッキングしない。

ラジコンカーでの誘導も行っているが、埒が明かなかった。仕方ないので、エレベーターで飛行機に乗ることにした。


エレベーターで進んだ先に搭乗のための施設がある。

飛行機に乗り込むには、その場所から、ロープに吊るされた運行機で入り口まで移動しなくてはならない。アスレチックでよく見かける遊具と同じものだ。

私たちは係りの人に案内されて、安全装置をつけてもらう。

私の番になると、免許証の提示を求められた。ついに観念して財布のまま渡す。

全然違う名前じゃないかと責め立てられる。さすがに、そこまでは違くないだろうと思い、財布を見ると、誰かわからない名札が差し込んであった。


私は慌てて否定すると、財布から免許証を取り出して手渡した。

とはいえ、やはり名前が違うということが判明してしまう。珍しい名前なので、聞き間違いで起きたミスだろうと納得された。

係りのおばちゃんに相談してもらったところ、なんとか便宜を図ってくれるそうだった。

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