荒廃した未来世界

仲間たちとアパートで日々を過ごしていた頃のことだ。

アパートの窓枠を修復する作業をしていると、一箇所の窓枠が異世界へ転移する場所であることに気づいた。その行き先は荒廃した未来世界のようだった。


その世界は部屋と通路で構成されており、仲間たちと手探りで進んでいく。選択肢によっては恐ろしい事態や悲惨な結末が突きつけられていく。

失敗しては何度もやり直す。

どの選択肢、その道を選ぶかをメモし、総当たりで進むべきだろうか。そう思うものの、選べる道が多すぎて、とてもメモでは追いつかない。


5、6回目の挑戦の末、あまりに精神がすり減っていくことに嫌気が差し、諦めることにした。

元の世界に戻り、仲間たちと街を散策し、居酒屋に入って騒ぐ。


やはり諦めきれず、別のキャラクターを使用して、荒廃した未来世界に行くが、やはりどうにもならない。


つらくなった私は目を覚ます。どっと疲れが出る。もう一度同じ夢を見るかと思うと、眠る気にはなれなかった。

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