第3話

この日以降、

取り敢えずはリョーヤとユーマは

俺らがBLだと思ったみたいで。


消灯時間には、俺のこと三人して

からかってくる。


「遠慮なく、寝てくれていいぞ、二人して」と

リョーヤが言えば、


「うん。俺らは気にしない」とユーマ。


「分かった!遠慮なく、俺ら二人

同じ布団で寝るわ!」とマヒロ。


俺的には、


理性を保つのが辛いから、

それぞれの布団で寝るべきだと思ってる。



今日も。


手を出さないように、必死で俺は

誘惑から耐えてる。


「ねぇ、シンジ。

俺の胸、触ってもいいけど?」


「うるせぇ、マヒロ!リョーヤとユーマに女だとバラされたくなかったらな、いまここで、余計なことはするな。俺的に、本番は別の場所でやるべきだと心から思う!」


「もっと、ロマンチックなシチュエーションで

事に及ぶべきだと思う!」


「うーん。ユーマとリョーヤがそばにいた方が

スリルがあっていいと思うけどなぁ」


だ、誰か。


俺の幼馴染マヒロを止めてくれ...!

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