第27話 前日
いよいよ、前日。
健司は、結婚式場にきていた。
スタッフの方に挨拶と、事前準備の確認のため。
あとは…
「これが、食事会用のワインです」
「お預かりします。へえ…こんなワインがあるんですか?初めて見ました」
「こちらが白で、こっちが赤になります」
「なかなか、いいですね…これ、今後はうちでも扱ってもいいかもしれない」
「あはは…白は結構、貴重ではあるんですけどね」
まさしく、結婚式にぴったりのワイン。
興味を抱いたようだ。
「それでは、明日はよろしくお願いいたします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
見ると、他のカップルがまさしく結婚式を挙げているところのようである。
明日は、いよいよ自分たちの番なのか…
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自宅に帰り、明日の準備をする。
基本的に、持っていくものはすでにまとめてある。
一番大事なもの…結婚指輪は忘れないようにしなくてはならない。
「健司さん、なんか緊張してきて、今夜は寝れるかどうか不安になってきました」
「だからと言って、お酒を飲むわけにもいかないですよね」
明日は、早起きしなくてはならない。
他の人たちは、眠りにつくためにどうしているんだろう?
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