第16話 入籍日の検討

「どうしましょうね・・・」

「ううむ・・・」


 健司と美月は、婚姻届けを出す日取りを検討していた。


 結婚式の日取りはまだ決まっていはいない。だが、婚姻届けの提出……入籍は早めにしようと考えていた。

 問題は、いつにするかだ。


 二人とも、こだわりはない。いつでもよい。

 それが、逆に悩む原因になっている。


 健司は、友人にいつにしたかを聞いてみた。

 すると、結婚記念日を忘れないように祝日を選んだとのことだった。

 なるほど!と思ったときに友人が言った。

”祝日なら忘れないって思たんだけど、祝日の方が変わっちゃってさぁ!あはは”


 そういうこともあるのか・・・


「やっぱり、ゴロがいい日はどうでしょうか?」

「それか、覚えやすい日だね・・・」

 カレンダーを見ながら検討する。すると、ある日が大安吉日だった。


「この日なんかよさそうじゃないですか?」

「そうだね、悩んでも仕方ないのでこの日にしようか」


 そんな、軽い感じで日程を決めてしまった。


 実は、その日程において美月はちょっとだけ後悔することになる。

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