報復 300話まであと3話!

 妖異の襲来から一日経ったけど、いやあ大変だった。生物系の妖異ってのは消滅しないから、息の根が止まっているか確認する必要があって、その作業に参加したけど気を抜けなかったし、それが終わると今度は死体の焼却作業が待っていた。それには余力があった火の魔法使いが燃やすことになったので、ボクも火を放ったはいいけど、魚介の生臭さと邪気が燃え上がったもんだから悪臭が酷いのなんの。


 幸い昨日は土曜日だったから、今日は日曜日は完全なオフで、源支部長も大変だったからゆっくり休めとお墨付きをくれた。


 つまり今までバーベキューや祝勝会を主催したボクとしては、今回も祝勝会をしなきゃいけない。


「では乾杯!」


「かんぱーーーい!」


「うふふ」


 という訳で貴明マネの部屋で、炭酸飲料が入ったグラスを掲げて乾杯すると、貴明マネは普段通り妙なハイテンションでグラスを高く掲げ、小夜子もこれまた普段通りのニタニタ笑いでグラスを掲げる。


「私達殆どなにもしてないけど」


「なに言ってるんだい小夜子。一応現場にいたんだから祝勝会する権利はあるさ。ねえ貴明マネ?」


「はい!」


 まあ実際、小夜子の言う通りボク達がやったのは雑用レベルでしかないけど気にしない気にしない。貴明マネも頷いてるから問題なし。


『妖異の大群が現れたことについては謎が多く、強力なエネルギーを求めていた。19日の月食が関係しているのではないか。世界が滅びる兆候。など、様々な仮説が立てられています』


「でもちょっと驚いたね。研修はどこか別の場所でやり直しになるかと思ってた」


 テレビをちらりと見ながら、昨日の帰り際を思い出す。これだけ大騒動が起こったから、九州支部には研修を受け入れる余裕はなくなったから、てっきり別の場所で研修のやり直しかと思ていたら、源支部長と竹崎学園長の考えは違ったらしい。


「若い者が修羅場を知らん方が拙いから研修は続行じゃ」


「ご厚意に甘えよう。平時でない状況も学びの一環だ」


 源支部長と竹崎学園長はそう言って研修を続行することにした。まあ確かに、平時の経験しかないから緊急時のことは分かりませんでは話にならないから、これもいい経験だろう。


「学園長なら言うと思ってたんですよね」


 そう言って面倒臭そうな顔をしながらお菓子を食べている貴明マネだけど、声の感じはむしろ笑っている感じだ。


『この事件後、森山重工の戦闘用ロボットが再度注目され』『九州支部の戦いの詳細をおさらいしましょう』


 テレビを変えてもどこも九州支部の戦いの事しかやってない。独自性がないね。なにがあってもアニメを放送するくらいの気持ちで行かなきゃ。とは言っても映るローカル局はそれこそ九州なんだから、どこもこの件しかやってないのは当然か。


「しっかし、帰ったら何があったんだって質問攻めされるかな? 栞と藤宮君からはメールあったし」


「僕の方は西岡君とかからもメール来ました。武闘派名家は興味津々です」


 昨日の晩は事件を知った栞達から安否確認のメールが送られてきたけど、貴明マネの方は西岡からもか。貴明マネ、妙に人付き合いが上手いから、いつの間にかメールアドレスを交換していたようだ。だが西岡は、同じ異能の東西南北の名を冠しても、分かりやすい一族主義の南條と違ってかなり注意が必要だ。なにせ彼がクラスメイトと話をしているのを教室で聞こえるが、異能排斥派の、通常の人間を異能者が支配しようとしているという馬鹿げた主張に説得力を持たせてしまう様な感性を感じる時がある。


「そんなに戦いたいなら私が戦ってあげるのに」


「西岡、泡吹いちゃうから」


 ニタニタ笑っている小夜子に確定している未来を教えてあげる。そんな西岡も小夜子には心底ビビってるので、戦ってあげましょうとか言われたらぶっ倒れるだろう。


 はっ!? 泡吹いてぶっ倒れるで思い出した!


「藤宮君から例の! あの! 式神符の制作者を見つけたって連絡があったけど、これはもうボクがぶっ殺すために教えてくれたとみていいよね!?」


「え、いやあそれは……」


「ぷぷぷぷぷ」


 名前すら発することの出来ない存在だが、貴明マネといつものぷぷぷ笑いを始めた小夜子には十分伝わった。藤宮君のメールにはついでの様に書かれていたが、例のあれを作り出した職員と異能研究所で出会ったというではないか! これはもう、ボクにそいつを殺していいと言っているようなもの!


「ところで恋バナしていい? 狭間君と小百合ちゃんいつから付き合い始めてたの?」


「自分もそういやおかしいぞと思ってたんですよ。異能大会中にずっと一緒でしたから」


「ぷぷぷ。相性が良かったんでしょ。ツッコミ同士」


 まあぶっ殺すと心の中で決めた奴は一旦置いて、学生の打ち上げにはこういった話は付き物だ。悪いけど犠牲になってくれたまえ小百合ちゃん。


 お陰でリフレッシュできた。


 ◆


 ◆


 ◆


 次の日は予定通り、九州支部の支部長室へ向かい源支部長と合流する。


「しっかり休めた様じゃの」


 ボク達の顔を見た源支部長が頷いているが、英雄にもなれば部下の体調管理の把握なんて造作もないのだろう。尤も極力小夜子の顔は見ないようにしているが、彼女はまたニタニタ笑っているのでそれも仕方ない。


「源支部長の方は大丈夫ですの?」


「儂の方はもう殆ど片付いとるから、九州支部の中にいる分には問題ないかなって」


 そして小夜子の敬老精神溢れる温かい言葉だが、恐らくずっと働き続けている源支部長こそ休みが必要だろう。


「それじゃあ広報部へ行こうかの」


 今日の予定は九州支部の広報部の見学だ。業務内容はかなり広く、万が一妖異と出くわした際の対処法を纏めたものを配布したり、異能者の地位向上のため活動しているらしい。


「面倒な話を体験するのも研修じゃ」


 源所長がため息を吐く。どうも今回はそんな単純な話ではないらしい。


「おはようございます源支部長!」

「おはようございます!」


「おはよう」


 広報部へ向かっていると、出くわす職員全員が背筋を伸ばして源支部長に挨拶するが、初日は単に挨拶はしていてもここまでじゃなかった。詐欺事件後の演説、夜間の見回りの時の覇気、そして沿岸要塞の戦いを経て、源支部長の権威は恐らく現役時のものに戻っているのだろう。だが……。


 ちらりと貴明マネを見ると視線が合った。どうやら同じことを考えているようだが、小夜子に至っては露骨にニタニタ笑っている。うん、こりゃあ引退は無理なんじゃないかね?


 ◆


「火の玉が当たって怪我をしたと主張している人物ですが、SNSでそれを発信しています。ですが過去の記載を見る限り元々異能排斥の思想の持ち主であり、事件中にいたという場所は誰もいなかったことが確認されていること、内陸にそこまで届く術は誰も放っていないこと、火事が起こっていないこと、当時参加していた異能者の技量を考えると驚くほど軽傷だったこと。他様々な理由で、異能者を排斥するための嘘の可能性が非常に高いです」


 ああ面倒。源支部長の言った通り本当に面倒な話だ。広報部の会議室の末席に座っているが、プロジェクターに映し出されている情報は、妖異の襲撃の際、流れ弾に当たったと主張していた奴に関する報告で、精査すればするほどそんな訳あるかとツッコミどころ満載のものだった。これがその怪我だって主張している画像もちょっと火傷してる? って感じだし。まあ決めつけるのはよくないか、とは言え万が一本当のことだったとしても、普段から異能排斥を主張してたら、嘘だと思われるのも当然だろう。


「現在はSNSで賛同者と頻繁にやり取りをしていて、報復、復讐などの単語が目に付きます。広報部としては、精査した事実を関係各所に連絡して対応することになります。警察にも連絡はしていますが、直接的な殺害予告ではないため、現状では逮捕とまではいかないようです」


「霊的な残滓があればある程度は分かるはずだ。調査に協力は求めたか?」


「残念ながら、異能者に都合の言い様に捏造されるからと拒否されました」


「話にならんぞ……」


 会議のやり取りを聞いていると、もう何とも言えない。調査に協力してくれないならもうどうしようもないじゃないか。会議が委縮するといけないからと参加していない源支部長が羨ましい。


「またこういった手合いが狙うのはソフトターゲット……考えられるのはこの支部に通っている、異能に歳早く目覚めた子供の可能性もあります。そのため保護者には注意喚起を行い、職員も出来るだけ子供達がそういった手合いと接触しないよう注意してください」


 司会の言葉に手を動かそうとしていた貴明マネが止まって、代わりに体を左右に振り始めた。どうも手を上げて同じことを言おうとしていたらしい。普段貴明マネは誤魔化そうとしているけど、あれはテンションが上がった時によくやる行動だ。


 兎に角まあ、起業家の娘だから広報の大変さは分かってたけど、異能者全体のイメージアップにまで努めてるのは大変だねえ。


 ◆

 ◆

 ◆

 ◆


 次の日の午前中は、再び異能に目覚めた子供達の託児所のような場所に行くことになった。研修は2週間だから複数回行くことはそれほど変ではないが、実はちょっと別の理由がある気がする。


「あ、にいちゃんきた!」

「たかあきのにいちゃん!」

「だっこして!」

「かくほー!」


「はっはっはっは! さあ捕まえてみるがいい!」


「にげた!」

「おえー!」


 貴明マネが姿を現した途端、子供達が突っ込んできて貴明マネはわざとらしく逃げ出した。


「来て貰えてよかった。あの学生さんはいつ来るのってずっと言われてたもの」


 異能者は聴力もいいから、託児所の職員の呟きも聞こえた。やっぱり想像通りだ。どうやら子供達は新しい遊び相手だった貴明マネを求めていたようで、頻繁に今度はいつ来るのかと聞いていたようだ。しかし今回は単に遊ぶだけではなく、将来ほぼ確実に異能学園に来るであろう子供達に、学園はどういったところなのかを話すことになっている。いるのだが……この子たちが来るのは大体10年後……ボクの歳は……。


「お兄ちゃん達は異能学園ってところから来たのは前話したけど、そこには1000人くらいの人がいてね」


 はっ!?ボクは正気に戻った! いつの間にか子供達と一通り遊び終わったらしい貴明マネが話していた。


「ねえねえおねえちゃん。へんしんできるひといる?」


「変身かあ……」


 子供達の中で一際幼い女の子にそんなことを聞かれた。さて……確かに1000人近い学生や教師がいるから、この女の子が言いたい変身ヒーローやヒロインみたいな人はいるかもしれない。ちょっと考え込んでいると視界の端で小夜子がボクを指さしているけど無視だ。万が一この場で魔法少女飛鳥などと言った日には、勝てなかろうが決闘を申し込むしかない。


「ふっ、実はお兄ちゃんは変身出来るんだ」


「ほんと!?」

「やってやって!」


 サムズアップしながら貴明マネが変身出来ると言って子供達にせがまれているけど、はて? 貴明マネが変身したところなんて見たことがないけど……。


「よーしやるよ! へーんしん!」


 そう言って貴明マネはそれっぽい腕の動きをして、体の後ろからこの施設にあったらしい変身ヒーローのお面を取り出してスチャっと装着した。


「それおめん!」

「ちがうー!」


「ああ!? お面を取られると力が!?」


 だが年長組どころか年少の子供もそれには騙されず、 貴明マネはお面を没収されてしまった。


「おねえちゃんは?」


「私? 出来るわよ」


「ほんと!?」


「ええ勿論」


 以前にここで、小夜子におままごとをせがんだ将来有望な女の子が、また彼女に話しかけているが、ニタニタ笑いをしながらでも子供の夢を壊さないとは以外にも優しい。いや変身出来るのは間違いないだろう。大魔王小夜子にだが。


「おともだちできる?」


「そりゃ勿論! 色んな人がいるからね!」


 貴明マネが男の子に力強く断言したがその不安は分かる。家同士の付き合いがあって栞と元々仲が良かったからいいものの、大企業の両親から生まれ、小中高学校もそれなりの家庭出身が集まる場所に通ったが、それはあくまで普通の人達が通う場所であり、完全に別世界の異能学園で上手く出来るか不安に思ったものだ。だが、それこそ貴明マネも含めて色々な人間がいたためなんとかやっていけている。


 総じて言うと、ちょっと変な面倒はあるけど、そう悪いところじゃないぞ子供達よ。


 ◆

 ◆

 ◆

 ◆


 今日は源支部長に直接指導して貰えるんだ。源支部長の実績と今の立場を考えたら望んでも得られない様な経験だ。予定通り指導を受けることが出来た、出来たのだが……。


「ぶっちゃけ言うことなしなのじゃ!」


「ええ……」


 源支部長に指導してもらえると思ってたらこれだ。ボルケーノと飛行、それと幾つかの魔法を見せたら言うことなしと指導された。


「正直なところ、儂の知っておる熟達した魔法使い達でも、飛鳥と同じ年の頃じゃったら同じことを出来る者は本当に極一部じゃ。つまりその年齢でのほぼ限界値だぞい。もう後はありきたりになるが、経験を積むだけじゃな」


「流石です佐伯お姉様!」


 貴明マネは褒めてくれるが、もうちょっと指導を……。


「もっとこう……なにか」


「とは言ってものう。接近戦が不得意かと思ったらちゃんと心得もあるし、心構えも出来とる。独覚が必要なことは教え込んでるぞい」


 確かに学園長はそういったことに手を抜かないから、随分鍛えられた自覚はある。それに接近戦だが、貴明マネが連れて来たコンスタンティンさんにもかなりしごかれた。


「その、自分としては秀才止まりの自覚があって……」


 藤宮君の様に“虹”の力を持って、いきなり異能大会で優勝するような才能を持っている訳ではない。栞の様に神威すら無効化できるような超特殊な力を持っている訳でもない。ゾンビーズの様なオンリーワンの力を持っている訳でもない。


 あくまでボクには常識的な力しかないのだ。


「独覚はなんぞ言うとったか?」


「えっと、今の自分に限界が見えた時、無理矢理突破する手もあるにはあるが、まずは一度立ち止まって基礎を鍛え、今回の研修では自分を見つめなおせ、と」


「昔、独覚が異能学園の学園長に就任した時、バリバリの求道者に教育者が務まるか疑問に思ったことがあるが適正あったのだと改めて思うわい」


 学園を出発する前日、別室で生徒それぞれに学園長は声を掛けたが、ボクにはその言葉が送られた。そして源支部長の言葉を考えるに、ボクに対して同じ意見を持っているらしい。


「酷いわ学園長。私には出来るだけ大人しくするように、だったのに」


「僕は主席として色々頼んだと頼まれましたけど、お姉様は大人しいですよね!」


「ええ、本当よね」


 少し離れた所で夫婦漫才している2人は無視だ。貴明マネは小夜子の行いに関しては急にポンコツになるから話が噛み合わなくなる。


「それなら儂風に言おうかの。これまた年齢の話をするが、若いものが向上心に溢れているのはいい事じゃ。だがの。空を飛べるからか地に足がついとらん。上へ飛ぶことだけが修練じゃないぞい。そうさな、儂と兄者も才能と言う点では上の下あたりで独覚は上の中か。そして世の中には上の上も当然おるし、儂らが殺し合った中には更にその上にはみ出してるような奴もおった。じゃが儂らは勝って生きとる。少し妙なことを言うが、普段は徹底的に基礎を鍛え上げて無理をせず、そして本当に必要な時だけ死線を跨いで無茶をした。そしてそれには自分が出来る事、出来ない事をちゃんと把握せねばならん。自分の今の立ち位置、限界、能力。上だけでなく隣も下も斜めも見るんじゃ。上を見過ぎて墜落死したら本末転倒じゃし、儂らが打ち勝ってきた者は下しか見ておらんかったから死んだのじゃ」


 戦後の混乱が残る時代、そして煮詰まった東西冷戦の暗闘を潜り抜けて来た源支部長の言葉は重い。確かに少し上ばかり見過ぎていたかもしれない。後先考えない自爆業のイグニッションを作り上げたのも、上の者に追いつこうとしたからだ。でもやっぱりちょーっと無理すれば何とか……。


「ま、若いから無理知れば何とかと思うじゃろうがの。それもまた若さか」


 うっ。源支部長に見透かされてる……しかし上の上をはみ出した人間となると……。


「ありゃバグじゃから、比べるとか見る方が間違っとるぞい」


「それじゃあバグの指導お願いしますわ」


「ぎょっ!?」


 これまた源支部長に視線を読み取られたらしいが、ボクの視線の先には小夜子がいて、彼女は源支部長直々にバグと認定されたのだが、ニタニタ笑いながら指導してくれなんて宣い、源支部長は鶏が首を絞められたかのような悲鳴を漏らした。


「お姉様頑張れー!」


 しかし、小夜子がバグなら応援している貴明マネは? 改めて考えても彼には非常に謎が多い。まず入学試験では恐らく間違いなく最下位なのになぜか主席入学をして、しかも小夜子と結婚していたのだ。そして入学後も実技試験はそれほど良くないのだが、やたらとマニアックな知識を持っていたり、能力についてもいまいち統一感がなく、注連縄は神道だし仏教賛歌はそのまま仏教だ。二つが合わさった神仏混淆の場所出身なのかね? ま、理由があって言えないんだろう。誰だってそういったことの一つや二つある。それに訳ありの訳があろうと貴明マネは貴明マネだ。それでいい。ボクはあいつとは違うのだから。


 ◆

 ◆

 ◆

 ◆


『ニュースです。九州警察は、インターネット上で異能者に対する殺害予告を行った男性を逮捕しました。容疑者は九州支部の戦いで怪我をしたと主張していた人物で、報復として11月12日に九州にいる異能者を殺害するなどと投稿していました』


「ぶっ!? ごっほごっほ!?」


 さあ今日も研修頑張ろうかねと思いながら朝食を食べていると、信じられないようなニュースが流れて思わずむせてしまった。一体どこまで馬鹿なんだ? いや、実際今までそういった予告をして逮捕された人間はいるから、こいつだけが超特別馬鹿って訳じゃないけどそれにしたって酷い。


 いや待て……裏があるんじゃないか? たまに噂として漏れ聞こえてくる異能研究所の容赦のなさを考えるに、なにかしらの手を打って無理矢理制圧したとか?


『あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは! あっはっはっはっはっはっは!』


 と、隣の部屋から貴明マネの馬鹿笑いが聞こえてくる……どうも同じニュースを見ていたらしい。しかしこの寮、古いから防音性が悪いんだけど、それにしたってはっきり聞こえる。だがこんなの確かに笑うしかないか。


 気を取り直そう……まだ研修は続いているのだから……。

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