第2話 何するの?

「何をすればいいの?キマさん、、」

生前であまり近い歳の異性と話したことがないため、なんと呼べばいいか分からなかった。

「んー、、まずその服、何とかして欲しいな〜。」

「あぁ、、」

いきなり言われたけど、どんな服がここには売っているのかしら?どんなブランドがあるのかな?

「えーっと、この角右折してその先突き当たりまで行って左折してそこじゃら、うーんと、、あぁ、すぐ右折か。」

???、どうしたのキマさん。

ぽかんとしている私にキマさんが声をかけた。

「今、地図で服屋までの行き方確認してたんだよ。この洋服のマークが地図上で服屋って意味なんだよ。」

洋服のマークを見てみた。ん? このマークはどこのブランドのマークなのだろうか。

「ねえ、キマさん。このマークは何て言うブランドなの?」

ん? キマさんが困っている。

「えっと、ブランドじゃなくて、普通の服屋だよ。」

「え?だからそこらへんにある服屋は全部ブランドの服屋でしょ。どういうこと?」

キマさんが納得!という顔をした。

「君は生前お嬢様だったのかな?この世界にあるブランドの服屋だと高すぎて僕たちには買えないよ。だからブランドじゃない服屋に行くんだよ。」

「あら、ブランド以外の服屋ってあるものなのね!服屋って全部ブランドかと思っていたわ。」


移動中


到着

「着いたわ。」

「よし、服を選ぼう!」

へー、服がいっぱい置いてある。

ワンピースがいいな〜、、

「あっ!あった。可愛い!」

それは裾がフリルで丈が長く私が着ると床すれすれになるような長さだった。色は紅色で私が好きな色だ。ところ所に濃い赤の花の柄がある。長袖で手を出すところもフリルになっている。丁度腰あたりのところに、ピンクのリボンが腰をぐるっと紐のようにまき、後ろで大きくリボン結びされていた。

他にも、青系、緑系の同じものをかごに入れて、半袖を探した。


見つけた。紫色に黒い花が描かれていて、丈も膝下くらいの履きやすそうなものだ。半袖で、涼しそうだ。

赤系と青系もかごに入れてキマさんのところに向かった。


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