第5話

イッてくれない?

そんな意味に解釈して俺はドギマギした。

さて。本日から僅か3日後に総合テストだなんてクレイジー。

俺はこのままでは20点上げられずして

おっぱい揉みを遂行できない未来が見える...!


こ、こーなったら多少なりとも卑怯な手を使うしかないだろう。


義妹のユーコと俺は何の因果か、

同じクラスで席は隣同士。


ここは、テスト中、見張りの先生にバレないよーに、ユーコに答案用紙を見せてもらうしかなかろう。ユーコは運動はずば抜けて得意だが、勉強は苦手。でもな、俺よりは出来がいいんだ。確か、前回のテストは合計で340点くらいだったと自慢していた。


此処は、俺の性欲を満たすために長年の付き合いである幼馴染に協力してもらおうじゃないか。


ユーコにカンニングのほう助。

是非ともお願いしたい所存だ。


真島センセが帰った後。


俺はユーコの部屋に赴き、徐にこう切り出した。


「あのさ、3日後のテストだけど、5教科全部、

お前の

答え写させてくれないか?」


ドォン...!


俺の急所に。


ユーコの回し蹴りが炸裂した...。


「バカ言ってんじゃないわよ...!」


まるで。


チコちゃんの、ボーッと生きてんじゃねぇよ!!のノリで。


俺はユーコに雷を落とされ、また、

額に冷や汗を浮かべながら、


「嘘嘘。じょーだんだって」


と弁明した。


「シンジ、そんなに、家庭教師のセンセイの

おっぱい揉みたいわけ!?

不正行為してまで巨乳をもみはぐしたいとかバカじゃないの!?」



「び、びっくりー。ユーコ、おまえ俺の心の声が聞こえたのか...??

揉み解したいとか、俺の願望がよく分かったな」


「大体分かるわよ。あんたの考えてることは!

だって、私、あんたと幼稚園時代からの幼馴染なのよ!」

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