第6話

ガシッ...


ベッドに入るやいなや、俺の身体をハグしてきた。


「いつもね、こーやってクマにハグして寝てるんだよ」


「こーしてると安心してよく眠れるの」


「そ、そーなのか」


「うん!」


こんな会話をしていたが、俺はピンチだった。


なんでって?


む、胸が。二つの球体が俺のちょうど胸あたりに

当たっていたから。


俺、これ、誘われてる?


もしかして、これ、襲ってもいい系?


いやでも、相手はどこかのお嬢様。


もし俺が変に手を出して、何か問題が、

例えば妊娠させたなんでことになれば、

切腹、いや首吊り案件に発展しかねないだろ。

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